>>793の『反撃ですよ』から一部抜粋

僕は、他の誰かになりたいわけではありません。
他の誰かの人生ではなく、僕の人生を生きています。
それなのに、 「皆、ひな段に出てるんだから、オマエも出ろ!」と言われ続けてきました。
「なんで、芸人が絵本なんて描いてるんだ!」と言われ続けてきました。
世間の方々からはもちろんのこと、同業者からも。
最近では、「なんで、肩書きをコロコロ変えるんだ!」とも言われました。

同業者が叩くものですから、「西野は叩いてもいい存在」となったのか、
まぁ、皆さん、躊躇することなくビシバシと。 挙げればキリがありません。
テレビやラジオ、その他、いろんな媒体で、その現場に僕がいないのに
「キンコン西野は本当にイタイやつで…」という会話を目撃したことがあるかと思います。

もしかすると、この文章を読まれているあなたも、 一度や二度は一緒に僕を叩いた
ことがあるかもしれません。 僕は、あなたの人生に1ミリも踏み込んでいないし、
僕が何をしようと、あなたには何の危害もないのに、あなたは「お前は間違っている」
と 僕に言ったことがあるかもしれません。

ただね、 嬉々として僕を叩いていた方々には誠に残念なお知らせですが、
皆様が面白がって、散々っぱら僕を叩いて、僕に時間を使っていた間、
僕は皆様には1秒も時間を使っておらず、僕は僕に時間を使い続けました。
数年間、毎日のことなので、 僕に時間を使った方々と、
僕に時間を使い続けた僕とでは、もう随分と差が生まれてしまいました。

加えて申し上げますと、僕はあまり大人しい性格ではございませんので、
もし、「水に流してくれるだろう」と思われていたら、それは大間違いです。

僕は、僕のことを支えてくださる方々に、もう何年も肩身の狭い思いを
させてきてしまいました。その間、ずっとずっと
「大丈夫。面白いところに行けるから」と言い続けてきたものですから、
ここで終わりにするハズがありません。
もひとつ言うと、『夢を語れば潰される』という風潮を、僕は認めません。

このたび、『えんとつ町のプペル』という絵本が完成しました。
嬉々として、叩いていた皆様へ。
おかげさまで準備は整ったので、今から、やり返しにいきます。
「やり返す」と言っても、これまで同様、皆様には1秒も使うつもりはありませんので、
殴りにいくわけではなく、「置いていく」ということです。
叩いたことを黒歴史にして差し上げるということです。

『えんとつ町のプペル』で全て、ひっくり返しますね(*^^*)