> 芸人が本を出版するのが2015年あたりに一度流行した
> そのブームがもう沈み、現在定期的に出しているのは僕と又吉直樹くらいだ。
> 面白いことに、2人とも同じ事務所で同期お笑い芸人として活動している

普段よく言ってる「なんとしても100万部売って出版不況を僕が止める」
という戯れ言を聞くたびに、西野さんの脳内世界では又吉って存在しないことに
なってるのかしらと不思議だったんだけど、この発言でわかった気がする。
西野さんの世界では、又吉と西野さんは肩を並べてることになってるんだな。

なるほどなー、そりゃまぁ同じ芸人(しかも同期)で本出してて
あっという間に200万部超えの大ヒット、社会現象になり
ついには芥川賞まで貰った人物の存在をすっかり消し去るのは
いくら西野さんの妄想世界とはいえ、さすがに不可能だった。
それやってしまうと西野さんの世界と現実の世界が全然繋がらなくなるから。

でも数字でも評価でも又吉に圧倒的な大差をつけられてるという事までは
やっぱり認めたくない。そんな事実を受け止めるには西野さんの心は脆すぎる。
そこで西野さんの弱い心が自然と見つけた落としどころは
「俺と又吉は出版界で同じくらい凄い結果を出した同期芸人」という妄想。