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ゲーム廃人な俺の今まであった事を書くスレ

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0001名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/10(木) 13:25:16.23ID:giVXii+M0
需要とか考えないで単に書きたいから書いていきます
拙い文章ですがお付き合いください

俺 当時13歳
親に今までのお年玉を差し出すと頼み込んで初の自分専用PCを手に入れた。
PCが欲しかった理由は当時自分用にPCを持ってるってだけで「なんかかっこいいじゃん」って漠然とした頭の悪い考えだった。
買ってもらったのは一般的な事務に使われるデスクトップPC、値段は本体3万円、モニター1.5万円くらいのもの
お世辞にもスペックが良いとは言えない、なんならウイルスまみれで「PCのリフレッシュが必要です」と言ったポップアップが常に画面上に3つほど出ている様な粗悪品だった。
当時の俺はとりあえずゲームをしようと無料で遊べるゲームを探した
AVAというFPSゲームが当時のフリーゲームランキング一位だったのでやってみる事にした。
0002名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/10(木) 14:08:31.08ID:giVXii+M0
初めてのPCゲーム、FPS
遊んでみて難しいが楽しくはあった
ただプレイして1時間もしないうちに気持ち悪くなる。
原因も分からずゲーム内のオープンチャットで聞いてみることにした
「それって、FPS酔いのことじゃ無い?俺も最初はなったけど徐々に慣れるよ」
と教えてくれる人がいた
このゲームをやり込んでいるプレイヤーでチャットで会話するうちに仲良くなって「Skypeを繋いで一緒にやろう、色々教えてあげるよ」と優しい声をかけてくれた。
普段は野良プレイヤーに初心者ってだけで迫害されていたのでとても嬉しくありがたい申し出だったので断る理由はなかった。
次の日の夜、前日にSkypeのフレンド登録を済ませていたのでSkypeで何時頃から始めますか?と送るとすぐに通話がかかってきた。
すぐに応答し、「こんばんは〜」と俺が一言
一方相手は「・・・・」
即席で用意したイヤフォンマイクだった為か俺の声が届かないのかと思いチャットで
「声聞こえますか?」と打つとすぐに
「聞こえてる」と返答、マイクが使えて一安心
「もしかして今喋れませんか?」とチャットを入力しようとすると相手が
「あ…あ…聞こえます?」と声が聞こえた
ただチャットの一人称が″俺″だったのに対して声は完全に女性だった。
一方ウブな俺は「え、あ、はい、き、聞こえます」と結構テンパっていた。
その反応で相手は笑って、「男だと思った?ww」
と言われて「あ、はい。女の人もこういうゲームやるんですね」と返した。
すると「いや、男だよ」と言われて
さらにテンパる俺「え?どう言うこと?」
そんな反応を楽しんでいるのか彼(?)は
「嘘、嘘ww女だよ」と疑心暗鬼ジェットコースターに両手をあげて急降下中の戸惑う俺
「女の人なんですね、チャットじゃ俺って言ってたんで騙されました」と言うと
「ボイチェン使ってるネカマかもよ?」
と疑心暗鬼に拍車をかけてくるが正直疲れてきたので
「わかりました、男なんですね」と言うと今度は相手が戸惑って「いやいや冗談や、女やでw安心し」とよくわからない茶番は終わり
「じゃあ、とりあえずゲームしよっか!」
と完全に疑心暗鬼の俺を知ってか知らずか彼女はゲームのセッティングを始めた
ゲーム中は他愛もない話をしながら簡単な操作方法やシステムを教えてくれた
彼女が「どこ住んでるん?」と聞かれたのでまだ幼い俺は住んでいる県と地元の市を伝えた、すると
「え!?隣の市やん!、○○(ちょっとした観光スポットがある所)この前行ったで!」
「あ、そこの少し山登った所です」
「へぇ〜凄い偶然やなぁ」と当時は何も思ってなかったがネトゲでそんな近くにいる人と会うこと自体滅茶苦茶珍しいと言う事を後になって知るのだがなんせ初めてのネットなので偶然だなぁ程度にしか思ってなかった
0003名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/10(木) 14:29:31.59ID:giVXii+M0
続けて彼女は「いくつなん?」と聞いてくる
「13」と答えると彼女は「え、わっっか!!未成年淫行やん!」と当時の俺は意味が理解できず
「そうですね」と答えたら彼女は「いやいや、淫行しとらんわ!!」と1人ツッコミを始めた
終始俺は「(賑やかな人やなぁ...)」って思っていた
書くのが遅くなったが彼女のプレイヤーネームは
Veronica(ヴェロニカ)って名前でプレイしていたので略してベロさんって呼んでいた
「ベロさんは何歳なんですか?」と聞くと
「何歳やと思う?」と誰も得しない返答が返ってきた
「20歳くらい」と答えると「いい線いってる、18やで」と言っていた、正直さっきの疑心暗鬼もあり嘘だと思った
続けて「いつも1人なんですか?」と聞くと
「クランメンバーとやってる、入る?」と言われた
クランとはRPGで言うギルド、所属するグループの様なものだと教えてくれた
「入りたいです」と答えた
「じゃあ、クランの管理人に紹介するからちょっと待ってね〜」と一旦通話を終えて、5分ほどしてSkypeのグループに招待された
グループの通話に入り、色々年齢や今までどんなゲームしてきたとかを聞かれて簡単な面接を管理人とベロさんを交えて話した
管理人が「まぁ大丈夫じゃないかな、若いのに落ち着いてて問題ないと思う」って言われて少し嬉しかった
続けてやってはいけない事を伝えられてその流れで管理人を交えてゲームをすることになった
0004名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/10(木) 14:47:00.06ID:giVXii+M0
クランにはin率という条件があった
週に3日は顔を出して欲しいと言う事だった
学生で宿題以外に夜はやることが無いので問題は無かった。
一方ベロさんは大学生でバイトもしている
そこそこ多忙な人だと後に知った
けれど何かと暇があればSkypeで「暇〜」や「何してるん?」と送ってくる構ってちゃんだった
そんなある日、彼女から送られてきていた一文はいつもと違う内容だった
「最近、彼氏に浮気された」との事
「彼氏居たんだ」と返すと
「いるよー!、ショックだった?」と返ってきて
「いや、彼氏出来ることにビックリした」って返したら「失礼やな!、こっちがショック受けたわ!」
と普通なら連絡途絶えても良いくらいのボディブローを受け流すベロさん、今思うと流石です。
「すみません」
「ええけど、聞いてよ〜」
「聞くだけですよ」
「ケチ!」
恋愛経験は小学校低学年の時に告白されたが気まずくて逃げた事しかない俺(恋愛経験なのかもわからない)に何を求めるのだと思いながらも
「どうしたんですか?」と聞いた
0005名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/10(木) 15:32:29.45ID:giVXii+M0
会話にすると長くなるので噛み砕くとこうだ
高校から付き合っていた彼氏が最近冷たく、素っ気ないから彼氏が家に来た際、彼氏が寝ている隙にケータイを見たそうだ
すると他の女性とイチャイチャメールが出てきたとの事
「お気の毒に」と伝えると
「浮気されたの初めてでどうしたら良いんだろう、問い詰めるべきかな?」と聞かれた
何度も言うが俺は恋愛経験がry
「とりあえず、管理人に相談してみよう」と
その日の夜に一緒にゲームしている際に切り出した
すると管理人が「別れなよ、どうせその先上手くいかなくなる」ほかのメンバーもいて「身体目当てだろうしなぁ」と俺個人の意見としては彼女が責められている様な気がして更に気の毒になと思った
悪いのは浮気する奴であって彼女が好きで付き合うのを悪く言うのは可哀想じゃないかと
純粋だからかそういった考えだった
けれど彼女は「まぁそうやんな、別れるしかないかぁ…」といつもの様な活気のある声ではなかった。
それから数日、彼女はゲームにログインしなかった。
少し気になり「元気してる?」と送ると
「うん、大丈夫」と返ってきたが少し心配なのともあってその日の夜ゲームしよって誘ってみた
「わかった」とだけ返信がありその日の夜になって
「個通しよう」と1対1で通話しようと言われ通話がかかってきた
俺「久しぶり」
彼女は初めて通話をした時の様に少し無言の状態が続いた
俺「大丈夫?聞こえてる?」
彼女「…うん」
明らかにテンションが低い、13年生きててこんなにテンションが低い人と話すのは初めてで何を話して良いか分からなかった
俺「とりあえずゲームする?」
彼女「…やっぱ、今日はいいやごめん」
俺「そっか、それでその後どうなったの?」
彼女「…別れた」
俺「そっか、なんか大変だね」
彼女「…うん」と今にも泣きそうな具合だった
ここで何を話せば良いか言葉に詰まり少し間が空いて
彼女に「慰めて」と涙声で言われたが
俺にはそんな経験無いし、今もなんて言えば良いか言葉に詰まったばかりだ
埒が開かないので詳しい経緯を聞き出すことにした
ここも長くなるので噛み砕くと
メールを見て浮気に気づいた事を問い詰めたら
あっさり認めて彼氏に「お前といると疲れる、セ○レにしてやるから別れてくれ」と言われてショックを受けていて、バイトも休んでたとの事
俺「そんなクズこの世に本当に居るんだ、別れられて良かったんじゃないかな」
彼女「…うん」
俺「なんかごめん、特に役に立たないや」
彼女「そんな事ない、話聞いてくれるだけで良いよ」
この頃には少し落ち着きを取り戻してきたようで口調が戻ってきた、すると突拍子もない事を彼女が言い出した
0006名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/10(木) 16:26:07.82ID:giVXii+M0
彼女「今から会いに行って良い?」
時計を見ると19時前、決して遅い時間ではないし
夏休み真っ最中だったが当時中2の俺は勿論実家暮らしだしどこか良い場所って事で「わかった、○○駅前の公園で落ち合おう」って伝えて準備して向かった
ひと足先に着いた俺は近くのコンビニでコーラと無難にお茶を買って待っていた
15分ほどして人混みの中から公園の入り口まで掃けてくる女性が1人だけ見える
顔も見たことがないからただ公園の入り口でケータイを手に取ったタイミングで
「着いたよ」とメールの通知
恐る恐る手を振ってみると振り返してくれたので
無事合流することが出来た
会ってみると同年代の女子よりも勿論女性で大人びていて、細身な人で素直に綺麗だと思った
イメージじゃ豪快なイメージがあったからか
ふくよかでガサツだと勝手に想像していた
彼女「初めまして、○○ちゃん」と俺はみんなから○○(ユーザーネーム)にちゃんを付けて呼ばれていた
「初めましてベロさん、コーラとお茶どっちがいいですか?」
彼女「え、ええの?じゃあお茶で」
と彼女にお茶を手渡して
俺「いっぱい舐めときました」
勿論嘘である
彼女「えー、やだーw変態や〜w」
と先ほど通話していた時の重い空気は影を潜めていた
俺「急にどうしたんですか、会いにきて」
彼女「1人だと落ち込んでまうから、誰かと一緒に居りたかっただけ」
俺「友達とか居ないんですかw」
彼女「地元から離れて大学来てるから、近くにはおらんねん」
俺「そうなんですね」
少し間が空いて
彼女「可愛い顔してるね、声と合ってない」
俺「可愛いって言われて喜ぶ男子、居ないと思いますよ」と少し素っ気なく答えた
彼女「そうなん?素直やないなぁ〜」
お茶を一口飲んでまた少し間があってため息混じりに呟いた
彼女「最初から身体目当てやったんかなぁ」
彼女の目は公園の街頭に照らされて今にも泣きそうなほど赤くなっていた
俺「今でも好きなんですか?」
彼女「うーん、わかんない…」
俺「そっか、きっと次は良い人に会えますよ」
励ましてあげようと思って精一杯で出た言葉だった
彼女「なんか子供っぽくないな○○ちゃんは」
俺「ありがとうございます…?」
彼女「生意気って意味だよw」
俺「そうっすかw」
彼女「お腹すいた〜、なんか食べたん?」
俺「いや、何も」
基本的に両親が共働きで家に帰るのが23時を回る事と買い置きされている食材で自炊かスーパーで半額になったお惣菜を両親が買ってきて冷蔵庫に入れてあるからそれをいつも食べていると話したら
彼女がじゃあどっか食べに行こうと言い出した
近くにジョイフルっていう西日本ローカルのファミレスがあると伝え行く事になった
0007名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/10(木) 17:00:37.17ID:giVXii+M0
ファミレスに着いて注文し、お互いハンバーグのセットを食べながらゲーム内メンバーについての会話で盛り上がった後に彼女から
「好きな人は居るの?」と聞かれて
「居ない」と即答で答えた
彼女「え〜?青春してる時に好きな人もいないの〜?」
俺「そもそも好きが何かも分からない」
彼女「ん〜、相手を自分より大切だって思ったら好きなんじゃないかな」
俺「じゃあ自分のPCが好きです」
彼女「いや、人ちゃうやん!ww」
俺「じゃあベロさん」
彼女「ん?なんて?」
俺「ベロさん」
彼女は困った顔をして何か言いかけた時に
俺「嘘です」
彼女「いや、嘘かいwちょっと嬉しかったわ」
俺「嘘じゃないって言ったら…?」
彼女「それはそれで困るw」
俺「なんで困るんですか?」
彼女「んー、弟に好かれる感覚?」
俺「弟に好かれたら困るんですか?」
彼女「んー…○○ちゃんきらーいw」
俺「えぇ、なんで嫌われたんすかw」
彼女「もう少し大人になったら分かるよ」
その会話で時間も22時を回っているので解散する事に、彼女を駅まで送り届けて帰路に着く
少し歩いたところでメールの通知が鳴ったので見てみると彼女から「今日はありがとね、元気出た!」
との通知、俺は「良かったです、また誘ってください」と送り、その日を境に彼女は以前のようにゲームに顔を出すようになった。
0010名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/10(木) 17:30:50.77ID:qrZUVKO+0
昔vipたまに見に行ってたのを思い出して懐かしい気分になった
思いのほか読ませる文章で続きも気になるから期待してる
0012名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/10(木) 18:29:43.47ID:giVXii+M0
そんなゲーム漬けの日々を送りながら気付けば
中学3年になり、高校受験が迫ってきて塾に通うようになった。
そのため週3のin率のノルマを土日休みの2日にして貰った、部活が終わり塾に通い9時頃家に帰って風呂に入ってすぐに寝てしまう毎日
そんなある日、ベロさんからメールがきていた
「最近あまり来てないけど、忙しい?」
俺「ちょっと忙しいですが、部活ももう少しで引退なのでそうすればまたイン率上がると思います」
彼女「そかそか、待ってるよ〜」
疲れているが待ってくれている人が居るんだと思い
顔を出す事にした、顔馴染みのメンバーと新たに1人女の子が増えていた。15歳の当時の俺と同い年の子が増えたせいかベロさんは19歳にも関わらずおばさん扱いされていてまたイン率が下がっていたようだった
それから数日後また彼女からメールがきていた
「今週末会いに行っても良い?」
ちょっとドキッとした、別に付き合ってる訳じゃないけど友達以上恋人未満なくらいには仲が良かった
「良いですよ、どこ行きます?」
彼女「どこが行きたい?」
俺「んー、旅行」と冗談で言ったつもりだった
彼女「旅行ね!温泉行きたい!」
俺「良いですね!でもお金が…」
彼女「いいよ、出すよw」
俺「え、そんな悪いよ」
と言いつつもお年玉全額を使い粗悪PCを手に入れるという悪魔の契約をしたのでほぼ一文無しである
彼女「ええよええよ、お姉ちゃんとしてそのくらいはね」
俺「恩に着ます…」
こうして財源知れぬ彼女との温泉旅行が決まったのである。
0013名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/10(木) 18:40:21.83ID:giVXii+M0
ちょっとご飯食べるので休憩します!
0014名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/10(木) 19:58:35.93ID:giVXii+M0
そうして土日の週末を使い一泊二日で行く事にした、親にも友達と旅行に行ってくると伝えると
「普段お小遣いあげれんからこれ」と1万円を貰った
そして旅行当日、彼女と合流し
当日の予定は行き当たりばったりにしようと彼女が言ったので俺もそれでいいよと承諾
「温泉は夕方から入ろう」と言うので
お昼ご飯食べて、どこかで遊んでから温泉に入ろうという流れになった
お昼は定食屋に入って、最近の出来事を話していた
、折角の旅行であまり暗い話もなぁと考えていたので、例の話は避けていたが彼女から話を持ち出してきた
「最近さ、ゲームでの居心地悪くって」
俺「そうなんですね」
彼女「○○ちゃん(俺)居らんなってからあんまり私インしてないんよね」
俺「みたいですね」
彼女「もうクラン抜けちゃおうかなって」
俺「そうだったんですね…」
少し間があって
彼女「私が抜けたら一緒に来てくれる?...」
俺「そうですね、俺は姉さんについていきますよ」
彼女「○○ちゃんならそう言ってくれると思ってた、それだけなんだ最近悩んでたのは、もしあそこを抜けたら誰も居なくなるんじゃ無いかなって」
俺「姉さんは何も悪く無いですからね、俺は姉さんと一緒に居たいです」
そういうと彼女はいつものように笑ってくれた
0015名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/10(木) 23:51:14.48ID:giVXii+M0
その会話の後から彼女が暗い顔をすることは無かった。
定食屋を出て、カラオケへ行く事になった。
彼女は選曲の幅が広く、俺が選ぶ曲は殆ど知っていた、そのためほぼ歌いっきりであっという間に夕方になった
彼女「喉ガラガラや〜ww」
俺「俺も〜w」
彼女「じゃあ温泉行こっか!」
カラオケでの彼女は年齢差を感じさせないくらいはしゃいでいて、そんな彼女に対して恋愛的に惹かれていく、年齢差が若い俺にとっては大きな壁だった。
彼女もそうであったらいいな、なんて思いながら温泉へ向かった。
温泉へ着いて
彼女「じゃあ別行動やね、気が済むまで入ってき」
俺「わかった〜、姉さんもリラックスしてきな」
そう言って別行動
温泉に浸かってると彼女の事が頭から離れない
これが好きって事なのかな、なんて考えていたら
ついついのぼせてしまい、風呂を出た
1時間ほど入浴していたがまだ彼女は出てきていなかったので待つ事に、待っている間コーヒー牛乳を買うときに一万円の存在を思い出した
「俺まだ何も姉さんにしてあげてないじゃん」
なにか送りたいなと思い売店に足を運んだ
売店に着いた俺はなにか思い出に残る良い物はないかなと物色していると、髪留めが目に入った
和風で漆の艶が照り返す、黒髪で肩甲骨まで伸びている彼女の髪を束ねるのに丁度よく、他には無いと思い購入した。4,000円と割と良い値段だったけれど喜んでくれるだろうという確信があった。
購入し、温泉のロビーへ戻り、程なくして彼女が温泉から出てくるのが見えた。
彼女「温泉気持ちよかったなぁ〜」
俺「そうですね〜、あ、はいこれ」
茶色い紙袋に簡単な包装を施した先ほどのプレゼントを渡す
0016名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/10(木) 23:52:01.21ID:giVXii+M0
彼女「何〜?これ」
俺「折角旅行に連れて行ってくれたんだから何か思い出に残る物をプレゼントしたいなって」
彼女「へぇ〜、龍の剣みたいなんじゃないよね?w」
俺「え、なんで分かったんですか!」と猿芝居
彼女「そりゃ中3が買いそうな物ってあぁいうストラップじゃんw開けて良い?」
俺「良いですよ」
彼女は丁寧に包装のテープを剥がすと
一瞬固まって髪留めを手に取る
彼女「いいセンスだ」と彼女がグッドサイン
俺「よかったw」
彼女「○○ちゃんモテるかもね」
俺「だといいっすね」
彼女「モテるよw、ありがとね、つけても良い?」
俺「もちろん」
彼女「じゃあ付けてもらおっかな」
俺「え、うん」
女性の髪留めの使い方なんて買ったはいいが分からない。それっぽく付けてみたが不恰好になってしまった
俺「ごめん、わかんないw」
彼女「まぁ、しゃーないw」
そう言って髪留めを付ける彼女
彼女「どう?」
俺「似合ってると思うよ」
彼女「なんか彼氏みたいだねw」
俺「ははっ...」
少しぎこちない笑い方になってしまった
なんと答えたら正解なんだろうと考えようとして笑顔が崩れた、当然彼女も気づいていただろうけど何も言わなかった
0017名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/11(金) 00:19:24.51ID:hkpigByg0
それから温泉を出て宿を決めようとなって
近くの安めのホテルを探して向かった
そして受付をしている時だった
受付の方に「お若いようですが身分証明書を提示して頂いてもよろしいですか?」
と言われて学生証を持ってきていなかった為
出直しますって事になった
彼女「ごめん、ちゃんと調べときゃよかったね」
俺「いやいや、俺のせいで…」
こんなに自分の若さを呪ったことは無かった
彼女「仕方ない、ラブホでも行くか」
俺「…え?」
こんなに自分の若さを祝ったことは無かった
鳩が豆鉄砲を喰らったような顔で彼女を見ていると
彼女「別に普通のホテルだと思って使えばいいよ」
そういって彼女が近くのホテルを探し始めた
正直滅茶苦茶気まずいのと彼女のホテルを探す抵抗の無さに少しの絶望を覚えた
ホテルへ着くと部屋の番号と写真が書いてあって
料金を支払って部屋まで向かった
彼女が一切の躊躇いもなく進む姿に
更に絶望感や嫉妬心が増した。
部屋へ入ると彼女が
「部屋着に着替えるから脱衣所きたらダメだからね」
俺はコクリと頷いた、そして俺も部屋着に着替えて待っている間落ち着かないのでウォーターサーバーで水を飲んで待っていた
0018名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/11(金) 01:06:42.28ID:hkpigByg0
そうこうしてると段々その場に慣れてきて
ベットに寝転がってこの後何も起こらないのかな
なんて少し悲しくなった
少ししてガチャっとドアが開いたと思えば周りの電気が消え、薄く照らす小さな照明だけになった
俺「え、何」
何が起きたか理解が追いつかなかった
部屋のゆったりしたBGMとペタペタと彼女の足音が近づいてくる
俺「姉さんが消したん?びっくりした〜」
と言い終えるくらいのタイミングで
彼女が何も言わずベットへ入ってきた
俺「なんで無言なんですか?」
彼女「ビックリさせたくって」
そう言って胸の辺りに抱きつく彼女
蛇に全身を締め付けられているかのような緊張
彼女の硬い衣類が腕に当たる
下着だとすぐにわかった
何も言わずに俺を横に倒す彼女
俺「姉さん、まだ俺付き合ってないですよ」
これは確認しておきたかった、有耶無耶なまま何も無かったことにされるのを恐れた。
彼女は俺の手を握りながら甘えた声で
「付き合いたく無い?」
俺「....付き合いたい。けど確認しないとなって、順番は大事でしょ」
彼女「…いつも冗談って言ったりはぐらかすから言い出すの怖かったんやもん」
俺「お互い不器用ですね」
彼女「そうやね…じゃあ付き合ったんだし敬語禁止、あと下の名前で呼ぶように」
俺「わかりまs…わかった」
彼女「行ったそばからw」
少し沈黙が続いて
彼女「…する?」
俺「…うん」


続きは明日また書きます
続きは端折るかどうかは反応みて決めますw
0019ニブニブニブニブニブ
垢版 |
2022/11/11(金) 10:29:32.51ID:5qWuUG/Z0
こうゆうスレまってた
0020ニブニブニブニブニブ
垢版 |
2022/11/11(金) 10:31:14.79ID:5qWuUG/Z0
続きまってます
0021名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/11(金) 12:38:31.56ID:tlY67Oj7r1111
やっぱり書くの恥ずかしいので端折ります

次の日、朝起きると彼女はコーヒーを淹れていた
昨日の一件から距離が近くなったように思う
具体的にはスキンシップが多くなった感じ
ソファに腰掛け、2人で今日の予定を話し合った
繁華街へ出てカフェでお昼ご飯を食べて
本格的にデートしよう、そう彼女は提案した
ゲーマーな2人だ、そのあとはゲーム勝負だと
俺は提案して快諾してくれた。
楽しい。恋人とはこういった物なのか。
カフェで軽く食事を済ませて
ラウンドワンへ行ってダーツをした。
彼女はそこそこ上手くカウントアップという加点方式のゲームで俺の倍近くの点数を出して喜んでいた
負けていても喜ぶ彼女が見れるなら本望だ。
その後コインゲームでどっちが多くコインを集めれるかという勝負をした
終始隣の筐体を並んで遊んで結局どっちも手持ちが0になり、勝負は引き分けになった
気づけば時刻は夕方そろそろ帰路に着くかと、駅へ向かった。まだまだ遊び足りないなんて思っていると彼女が1:0で私の勝ちやからご褒美貰わないとな!と言った。
俺「何が欲しいの?」
彼女「んー」
暫く考えた後、彼女はか細い腕で俺を抱き寄せた
小声で「ずっと一緒に居てください」
そう耳元で囁いた
照れる彼女は珍しく、新鮮だった。
俺「こちらこそ、よろしく」
軽く抱き寄せた
少しして彼女が「手繋ご」と要求してきた
うん、とだけ返して彼女の手を軽く握った
そうして駅へ着いたのでお互い反対方向というのもあり「ここで解散だね」と言うと彼女が「そうだね…またね!」と名残惜しそうにしていた
俺も「うん、また」と駅のホームに上がり
お互い手を張り合った

その日の夜、彼女はクランを抜けていて
俺もクランを抜けた
クランを抜けた後少し日にちが経って
新たにクランを2人で作ろうと彼女が言った。
俺がクランマスターとして設立した。
メンバー募集をしていると1週間で10人ほど新たに加わった。
殆ど彼女目当てで入った年上の人達だったけど
俺や彼女の事は伏せて運営していた。
色々問題も起きたけど、若いうちに人間関係として良い経験をしたとは思う。

続く
0022名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/11(金) 13:03:02.00ID:tlY67Oj7r1111
そんなこんなで半年が経過した。
新たに加わったメンバーとも仲良くなった頃
俺は受験勉強に追われていた。
季節はちょうど今みたいな紅葉狩りを楽しむ季節
彼女とも時折会って遊んだり、勉強を教えてもらったりしていた。
彼女も彼女で就職活動があって忙しい合間を縫って家に遊びにくるようになっていた。
そんなある日、予想よりも早く母が帰宅した。
知らない靴があったからか帰ってきて一目散に俺の部屋へ上がり込んできた。
母「あら、どちら様?」
テンパる俺、驚いて固まった彼女
彼女がまず「お邪魔しています、私○○くん(俺の名前)とお付き合いさせて頂いています。××(彼女の名前)と言います。」
俺「お、おかえり早かったね」
母「もう、こんな部屋汚いのに!ごめんね、すぐ何か出すから」
とそそくさと台所へ行き、お茶とどこから出してきたのか、お菓子が出てきた
彼女「えぇ!ありがとうございます、すみません気を使わせて」
こんなに礼儀良く喋れるんだなんて彼女に感心した。
母「ええんよ、あんま帰り遅いと家族心配しはらん?」
時刻を見ると21時頃だった。
彼女「大丈夫です、一人暮らしなんでw」
母「そうなの〜、偉いわぁ」
それから母が部屋からなかなか出て行かない。
彼女とのことを根掘り葉掘り質問して
結局23時まで彼女は家にいた。
遅くまで引き留めちゃったからと
彼女の家まで母が車を出して送るよと言った
最初は遠慮していた彼女も最終的にじゃあお言葉に甘えてと送る事になった
勿論俺も同乗し、彼女の家へ向かった
普段うちに来たり、どこかで合流したりで
彼女の家を知らなかったが見たところ中々良い高層マンションで暮らしていた。
母「あら、立派な所住んではるわ!」
彼女「父のマンションなので…」
と申し訳なさそうに言う彼女
母「あらぁ、玉の輿やね!」といらんことを言う母
彼女も軽く困っていた。
そうしてマンション前で彼女に手を振り帰る彼女を見送った。
0023名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/11(金) 20:50:00.73ID:hkpigByg01111
それから少しして彼女の就職先が決まった、俺が住んでいる同じ市内で働くことになった。一般事務だそうだ。
彼女とは毎日欠かさずメールをやり取りしていて
面接の手応えなどを聞いたりしていて
「今回は受かると思う!」ってはしゃいでた所が受かったみたい
それから彼女はゲーム三昧、俺も寝る時間を削って参加した。
そんなある日、ゲーム内でクリスマスどうするの?
という話題が上がったらしい
そこで彼女は俺と付き合ってて、クリスマスは一緒に過ごすと口を滑らしたらしい
何も知らずにログインする俺
野郎共からはどこまでやった!?ってインする人みんなに聞かれたが、そりゃまぁね…と濁した
女の子はデートしたの?とか喧嘩は?とか聞かれた
デートは月一くらいでゲーセンとか行った
喧嘩は小さい事で口論になったりしていたが
1日経てば彼女はケロッとしてるから大喧嘩はないなぁって言ったら怒る姿は想像出来ないって口を揃えて言うくらい温厚な子だった。
当の本人は「流れで言っちゃった☆」って俺の今までの苦労を返してくれとさえ思った
0024名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/12(土) 00:50:27.66ID:q4cStCky0
クリスマス、正月があっという間に過ぎて
気づけば受験すらも終わっていた。
ゲーム仲間も気づけば30人ほどに増えていて
なんだかんだ順風満帆な生活を送っていた。
少なくとも俺はそう思っていた
ゲーム仲間とランク戦をやり込んだり
身内の中で誰が強いかなんてのをやったりしていて
その頃には俺のゲームの腕も上達して
クラン内のランキング1位でイベントのランキングも1位を取ったりしていた
一方彼女は30人くらいの中で13位とそれなりに強くはあったが5人vs5人のゲームシステムで穴埋めのような立ち位置にあった。
彼女からすれば距離を感じていたんだと今になって思う。
人は何かに熱中していると周りが見えなくなる
彼女の事を蔑ろにしたせいか些細な喧嘩が増えて来た。
ある日、彼女と駅で待ち合わせして会うことになった。
彼女「なんか会うの久しぶりだね」
いつもよりテンションが低い彼女
俺「そうだね、久しぶり」
彼女「最近楽しい?」
俺「まぁ、それなりに」
彼女「そっか…」
この時ようやく彼女の異変に気付いた。
いつもより明らかに暗く、寂しげな顔をしていた
少しの沈黙があり最初に会った時の気まずさとはまた違う気まずさを覚えた。
彼女「私、必要なのかな」
完全にダメなやつだこれ…、何て言えば挽回できるんだ。
もう詰みに近い状況だ。
彼女が深いため息をついた。
簡単な2択では無い。必要かそうで無いか
そんな簡単な問いでは無い事は分かっている。
言葉に詰まる
「必要だ、今までごめん。周りが見えていなかった。」
そんな事を言っても今まで気付かなかったじゃん
って言われたらもう何も言えない。だから何も答えることができない。
彼女が深く息を吸い
「私ね、(俺)くんが楽しそうにしてるのを見るのが前まで嬉しかった、私も楽しかった。けど今はただ辛い。」
今にも泣きそうな声で彼女は暗くなり始めた空を見上げていた。
0025名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/12(土) 00:53:05.92ID:q4cStCky0
声が出なかった。
彼女「なんでかな…ごめんね」
謝るのは俺の方だ、なんで君が謝るんだ。
なんでいつも君は自分が悪く無いのに、自分のせいだって思っちゃうんだ。
声に出せ、俺。
ただ君は悪く無い、俺がもっと気を遣ってあげれたらそんな事を言わせたり、そんな顔をさせなくて済んだのに。
頭では分かっていても、いざ口に出そうとすると上手く纏まらない。
心臓が締め付けられる感覚、辛い。
それよりもきっと彼女の方が辛かったんだろう。
今彼女に必要なのはなんだ、俺なのか?
そんな辛い彼女を横目に1人楽しく順風満帆だ、なんて思っていた俺が本当に彼女には必要なのか?
この間、数分が経過した。
彼女「何も言わないんだね…」
俺「ごめん…」
彼女「そっか…こんな私居ない方が(俺)くんは幸せなんじゃないかなって…」
俺「そんな事ない…」
彼女が何かをカバンから取り出し、後頭部に手を回す。
俺が温泉旅行でプレゼントした髪留めだった。
彼女「今後の事、話そう」
そう言った彼女の強い眼差しには、決意が宿っていた。
0026名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/12(土) 01:41:49.18ID:q4cStCky0
俺「今後の事…?」
彼女「うん、(俺)くん、私とゲームどっちが大切?」
ゲーマーの死刑宣告であり、彼女から俺への死刑宣告だ。
究極の2択
彼女は大切だ。けどゲームは俺の人生だ。
彼女へ人生を捧げるか否か
その決断を15の俺は迫られた。
どっちに転んだとしても俺は大切なものを失う
そんな気がしてならなかった。
正直逃げ出したい。何も考えずただゲームに浸っていたい。
これが現実逃避か。
楽しい思い出が走馬灯のようになって思考を遮る
彼女との思い出、ゲーム仲間との思い出
どちらもかけがえの無い物だった。
このままにすると恐らくどちらも失う。
俺は彼女を抱きしめた。
俺「どっちも大切だ。優劣なんて付けれない、それにどうするか決める権利は(彼女)さんにある。」
言わば俺は罪人だ、欲張りすぎた結果だ。
裁く権利は彼女が持つべきだろう。
彼女は少し笑って
「ずるいな…別れたくないよ…でも辛いよ。」
彼女はか細い腕で俺の胴を締め付ける
俺は現状に満足している、彼女はそんな現状に不満を抱いている
折れるしか無い。別にゲームが一生できなくなるわけでは無いじゃないか。
ここでゲームを選べば俺は一生彼女を失う。
そうふと思った俺は
「ゲーム…やめるよ」
俺の中で何かが割れる音がした。
0027名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/12(土) 12:24:39.77ID:Jd7fN34r0
マナブ君のおちんぽに屈してしまい俺君がしゃぶられて三回果てたところまで読んだよ
0028名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/13(日) 02:08:00.93ID:+dj9vpLB0
なんかエラー吐いてかけなかったからテスト
0029名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/13(日) 02:09:17.26ID:+dj9vpLB0
続きです。
彼女「違う、別にやめて欲しいとかじゃ無い…」
そう彼女は尻すぼみに答えた
俺は半ばやけになっていた。
俺「わからない。どうするのが正解なの?」
正直面倒臭いとさえ思い始めていた俺は少しキレていた。
ゲームに熱中し過ぎてもダメ、でもやめて欲しいと言うわけでも無い。
彼女は所詮ライトゲーマーだ。
ゲームをすると熱中して周りが見えなくなる俺は
きっとまた同じ事の繰り返し、そう思った。
彼女は少し考え
「別れよっか、このままじゃお互い上手くいかないと思う」
全くの同意見だった。
俺は「そうだね…今までありがとう、楽しかったよ」
彼女「うん、わがままでごめんね。」
そしてその場を立ち去った。
同じゲーマーでも住む世界が違った。
彼女を本当に大切だと思うのなら相手に合わせてあげるのが筋だと思う。
去り際に振り返ると彼女はベンチで項垂れていた。
彼女とはその日を境に疎遠になっていった。
気が付けばクランも抜けていた。
開いた穴を埋めるようにゲームに浸る。
高校に上がって進級に必要な出席日数の最低限出席しつつ、殆どをゲームに使っていた。
さながら廃人のようだった。
ある日、担任と生徒指導教員に呼び出された。
このままじゃ卒業できなくなるぞ、そう釘を刺された。どうでもよかった。
自暴自棄になっていた俺はひたすらゲームにのめり込んだ。
0030名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/13(日) 02:11:02.40ID:+dj9vpLB0
新しいPCを買うためにバイトを始めた。
ほぼゲームとバイトの毎日だった。
ある日学校へ行き、体育の学年合同授業で同学年他学科の女子に話しかけられた。
「転校生?」
俺「いや、入学からいるけど殆ど学校来てないんだ」
女子「そうなんや〜、病気?」
俺「ある意味、ね」
女子「へ〜、学校は楽しい?」
俺「別に」
女子「ちょっと待ってて」
そう言ってその子はバトミントンのラケットを俺に渡して来た
女子「ゲームしよ」
俺「バトミントン?」
女子「うん、うちが勝ったらちゃんと学校に来て」
俺「それって君に何のメリットがあるの」
女子「うち風紀委員だからね、メリットとかじゃ無い」
俺「よくわからん…俺が勝ったら何があるん」
女子「負けんよ、うちバドミントン部やからね!」
俺「勝つの前提かよ。」
中学時代はテニス部だったので、そこそこラケットを使ったスポーツには自信があった。
0031名無しさんの野望
垢版 |
2022/11/13(日) 02:11:25.71ID:+dj9vpLB0
結果2点差で俺が勝利した
女子「嘘やん、負けたんやけど、絶対テニスやってたやろ?」
俺「ようわかったね、元テニス部だよ」
女子「やっぱり!絶対そうや思ったわ」

打ち方に独特な癖が出るから経験者は分かるそうだ。
俺「で、勝ったら何してくれるん?」
女子「んー、友達になってあげる!」
俺「間に合ってます」
女子「えぇ!?もう友達やと思ってたのに」
俺「冗談や」
女子「びっくりした、じゃあまた次の体育の時間ね!」
俺「行けたら行くわ」
女子「こんやつやんそれw」
ひとしきり笑った後、後片付けを始めた
女子「あ、そう言えば名前は?」
俺「○○(俺の名前)」
女子「○○君ね!、マブダチやマブダチ!」
俺「マブ…何?」
女子「親友って意味やで、最近の若い子は学が無いなぁ」
俺「同い年が何言うてんねん」
そうこうしてると体育教師が片付けの合図の笛を鳴らす

ポールは重たいから俺が持って
ラケットと羽?とネットはその子が持って倉庫へ向かう
女子「うち、Mって言うねん。呼び捨てで構わんよ」
倉庫に着いてポールを置いて後ろでラケットなどを所定の位置に置くM、そのタイミングでMのクラスメイトが入って来て何か話していたので先に教室に帰ろうとした。
M「ちょっと待ってよ!LINE交換しよ!」
俺「ケータイ教室に置いて来たわ、帰り交換する?」
M「する!けど部活あるんだよね、授業終わったら体育館前来て!」
俺「分かった、じゃあまた後で」
そう言ってその場を離れた。
Mは活発な子だった、そんな彼女が元カノの会った頃に少し似ているな、なんて思ったら少しブルーになった。
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