yagami
「境界の地ギムリト」でのヒエンの台詞に「どの道を通ろうとも、蛇の道は蛇、かもな……」というものがありますが、
「蛇の道は蛇」とは「同類の者のすることは、同じ仲間なら容易に推測ができるということのたとえ。
また、その道の専門家は、その道をよく知っているということのたとえ」という意味です。
「どの道を進んでも危険」というような意味ではありません。

また、「英雄への鎮魂歌」でも謎の声の主の台詞で「進む道そのものを違えているのだ」とありますが、
「道を違える」とは普通、「道を間違える」という意味ではなく、
志や行動を共にしてきた者同士が袂を分かって別々の道を進むときに使います。

今回に限らず、新生の頃から慣用句や熟語の誤用が多いですよね。
どんなに話が盛り上がっても、こういう誤用があると一気に萎えて、物語に浸れません。
プロなんだから、意味のよくわかってない言葉を気分で使わず、ちゃんと辞書引きましょう。

というか、このレベルの誤用が音声収録を経て、世に出るまで誰も気づかないというのは異常なんですが……
ちゃんとした校正スタッフとか、収録に立ち会う音響監督とかいないんでしょうか……?


(´・ω・`)カッチーン!全チェックしてる奴でてこい!