「のぞみ」もっと徳山駅に! 停車大幅減で山口・周南市など熱烈要望:朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASRB47DZ1R9TTZNB00N.html

三沢敦 2023年10月5日 10時15分

 「のぞみ」を元のように増やして――。3月のダイヤ改定で、JR徳山駅に停車する新幹線「のぞみ」の本数が上りと下りをあわせて15本から9本へと大幅に減ったことを受け、周南地域の自治体や経済界が停車増を求める要望に力を入れている。沿岸部にコンビナートが広がる同地域には東京などに本社がある企業が数多く立地する。「首都圏と直結したのぞみの需要は非常に高い」と訴えている。

 「コンビナートの皆さん、市民にとっても大変不便。最初は2本しか止まらなかったのを徐々に増やしてもらって15本になった。逆行してしまうのは本当に困る。ぜひもう一度ダイヤを元に戻してほしい」

 9月26日に周南市役所であった定例記者会見。藤井律子市長はJR徳山駅に「のぞみ」が停車することの重要性を改めて訴え、引き続き要望活動に力を入れる考えを示した。

 藤井市長が中心となり、停車増を求める要望書をJR西日本に提出したのは8月28日のことだ。要望書は周南、下松、光の3市の市長と市議会議長、商工会議所会頭の連名で、産業が集積する周南地域では「主要都市と直接つながる新幹線は非常に利便性が高く……特に、首都圏と直結し、速達性の高い『のぞみ』への需要が非常に高い」と強調。事業者からの要望が多い午前6、7時台発と午後9、10時台着の増便を求めた。

 上下線合わせて15本あった「のぞみ」の停車数が9本に減ったのは3月18日のダイヤ改定から。昨年末にJR西日本が発表すると、「企業活動や誘致に影響が出る」と周南市議会が問題視した。改定に先立ち、「停車本数増」を求める決議をいち早く可決。多くの企業が立地する下松市や光市などの周辺自治体や経済界を巻き込んだ行動を市に促し、8月の要望につながった。

(略)

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