猪瀬明博2023年2月17日 10時37分

 行政サービスのデジタル化を推進する河野太郎デジタル担当相は16日、埼玉県深谷市役所を訪れ、窓口で本人確認ができれば、申請や届け出の書類に記入しなくても複数の手続きが済む、いわゆる「書かない窓口」を視察した。

 この窓口は2020年7月、新庁舎開庁に合わせて県内で初めて開設された。文書読み取りや自動書類作成の技術などを使い、証明書発行にかかる時間を平均9分、住民の異動手続きで同25分短縮。職員数も従来の半分で済むようにした。

 こうした市側の説明を受けた河野氏は一言、「すごいね」。実際に窓口業務を視察した後、記者団に「(書かない窓口に)アナログ規制はないと思う。自治体にはアドバイザーも派遣する。積極的に採り入れていただきたい」と語った。(猪瀬明博)

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