雑木林荒らす厄介者の竹、打楽器「竹クラーベ」に加工し応援に…サポーター「いい音出る」 : 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/sports/soccer/jleague/20221021-OYT1T50168/

2022/10/21 18:30

 サッカーJ2・レノファ山口が、雑木林を荒らす「厄介者」の竹を使ってオリジナルの応援用打楽器「竹クラーベ」を作った。サポーターが応援で使って割れたら回収し、バイオマス発電の燃料として利用することも検討しており、クラブは「SDGs(持続可能な開発目標)の推進にも貢献したい」と意気込んでいる。(谷口善祐)

 ホーム戦で、応援の太鼓や拍手の音に交じり、「カンカン」と乾いた音が響く。音の正体は、30センチ前後の竹2本をクラブカラーのオレンジ色のひもでつなげた竹クラーベだ。

 作家・樋口一葉(1872~96年)の小説「たけくらべ」に登場する子どもが成長する姿と、ラテン音楽で使われる拍子木のような打楽器「クラベス」にちなんだ。

 山口県宇部市の会社員男性(53)は「いい音が出るので愛用している」と話す。

 県の調査によると、2020年の竹林面積は、約1万2000ヘクタール。プラスチック製品の普及で竹細工の需要が減少し、放置されている竹林もある。

 放置竹林は雑木林を侵食し、土砂崩れなどの災害の危険が高くなる。一方で、門松や「破竹の勢い」といった表現のように、縁起物でもある。そのため、チームの応援と竹害対策を両立させようと、昨年、スポンサーの総合化学メーカー「トクヤマ」(周南市)と協力して考案した。

(略)

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