2022年7月13日 19:39

 経済産業省は13日、北海道と首都圏をつなぐ「海底送電線」の新設を電力広域的運営推進機関(広域機関)に要請した。太陽光や風力発電で余った北海道の電力を大消費地である首都圏に送る構想で、運用開始までに10年前後を要する見通し。融通できる量を増やすことで需給逼迫を緩和し、電力供給網を強靱化する狙い。

 新たな海底送電線は、洋上風力発電の拡大が見込まれる日本海側の海底を通り、内陸の送電線に接続する計画。広域機関が2年程度をかけ、運用開始時期など詳細な計画を策定し公表する。

 容量は、原発2基分に相当する200万キロワットで整備する。

https://kahoku.news/articles/knp2022071301001117.html