2022年4月22日
 「聖地に来れて感動しました」「3回目の訪問です」−。香美町香住観光協会に設置された一冊の交流ノートには、同町香住区に似た景色が登場するアニメ「AIR」の“聖地巡礼”に訪れた観光客が思い出を書き残している。
放送から17年が経過した今でも年間300人が香住区を訪れるほどの根強い人気があるといい、同協会はくじ引きや観光マップなどを用意してファンを迎えている。

 同作品は京都アニメーションが制作し、2005年の1〜3月に放送。夏の港町が舞台で、後に映画化もされた。同社はモデルとなった場所を明らかにしていないが、
作中に香住区下浜の民宿街や香住天文館、香住漁港などによく似た場面が描かれていることから、和歌山県美浜町や京都府舞鶴市などと並び、ファンの間では“聖地”として認識されている。

 同協会によると、放送終了後の06年から国内外のアニメファンが香住区を訪れるようになり、中には毎年必ず訪問するという熱心なファンもいるという。

https://www.nnn.co.jp/news/220422/20220422055.html