2021年08月28日 06:00

 天気、気象を扱った本の売れ行きが好調だ。発売以来、4カ月足らずで累計10万部を突破した書籍もある。頻発する豪雨災害などによる気象への関心の高まりが表れた格好。気象予報士が主人公で、宮城県を舞台にしたNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の効果もあるようだ。

 最も売れているのが、雲の研究者で気象庁気象研究所研究官荒木健太郎さんの著書「空のふしぎがすべてわかる! すごすぎる天気の図鑑」(KADOKAWA)。4月末の発行後、重版は9刷を数え、部数は12万に上る。
 東日本に甚大な被害をもたらした2019年の台風19号など、ここ数年、大雨や台風による災害が相次ぎ、市民の関心が気象に集まっている。加えて、5月中旬の「おかえりモネ」の放送スタートといった環境がヒットに結び付いているという。
 同社の担当者は「実用書でこれだけの売れ行きは珍しい。新型コロナウイルス禍でも家で上空を観測できる手軽さがあり、販売増に貢献している」と話す。

     ===== 後略 =====
全文は下記URLで

https://kahoku.news/articles/20210827khn000048.html