2021/3/20 11:09 (JST)
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 熊本県益城町は19日、発生から5年を迎える熊本地震の追悼式を4月11日午前10時半から益城町文化会館で開くと発表した。町単独での式典開催は3年ぶり。

 地震で被災した同館の復旧工事は3月中に完了。約500人収容できるが、新型コロナウイルス感染防止のため、来賓と遺族のみの約100人で開催する。一般参列はできない。

 前震発生の14日から3日間は、町交流情報センター入口に献花台を設置する。

 西村博則町長が県庁で会見し、地震を経験していない職員への研修導入や、地震5年の関連事業を説明。「地震の経験や教訓を将来につなぐ取り組みに今後も力を入れたい」と話した。


 同町と、阪神淡路大震災や東日本大震災、北海道胆振東部地震で被災した計4町をオンラインでつなぐパネルディスカッションも4月10日に開催する。(立石真一)

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