2021.02.20

 岡山の備前焼作家が携帯端末専用のソーシャルゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズ」のキャラクター「藤原肇」をモチーフにした備前焼の湯飲みを2月14日に販売し、約3分で完売した。

 同ゲームは、バンダイナムコエンターテインメント(東京港区芝)が2011(平成23)年から提供している。プレーヤーはアイドルのプロデューサーとなり、190人以上いるアイドルの中からトップアイドルへと育てるゲーム。

 アイドルの一人、岡山出身の藤原肇は祖父が陶芸家。祖父から跡を継ぐことを期待されながらも、憧れのアイドルを目指している。ゲームに登場して約8年、備前焼や岡山県産のフルーツなどPRすることもあり、ファンが聖地巡礼として備前市伊部に訪れている。
 同商品の販売企画は、備前焼作家の妻、木村敦子さんと藤田恵さんが行った。2人はゲームファンとSNSなどで交流を深め、伊部エリアのまち歩きイベントを10回以上企画したこともある。今回、2人の活動を知った備前商工会議所(備前市東片上)が、バンダイナムコエンターテインメントとコラボ企画を持ち掛けた。

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