大学入試センター試験を衣替えして初の実施となる大学入学共通テストが16日に始まった。新型コロナウイルス感染拡大で11都府県に緊急事態宣言が出る中、各試験会場では入念な感染防止策が取られた。1日目は地理歴史と公民、国語、外国語。図表をふんだんに使い、複数の資料を分析する出題形式となり、思考力や判断力を重視。予備校各社は、全体的にセンター試験より難しくなったとみている。

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 岡山県内では岡山大(岡山市)など13会場で試験が行われた。出願者は第2日程(30、31日)を合わせ7920人で、前年度の大学入試センター試験出願者より135人減った。第1日程の出願者は7913人で、このうち現役生は全体の90・9%に当たる7191人。外国語のリーディング(筆記)は92・6%の7328人が受験した。

 広島県は広島大(広島、東広島市)など16大学24会場で実施。計1万4168人が出願し前年度より321人減。第1日程の出願者のうち、リーディングは92・0%の1万3025人が受けた。

 香川県は香川大(高松市、三木町)など4大学8会場であり、出願者は計4529人で前年度より352人少ない。第1日程の出願者のうち、リーディングは95・5%の4323人が臨んだ。
(2021年01月16日 22時29分 更新)

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