2020年11月5日 15時50分

振り込め詐欺など特殊詐欺の被害が県内で相次いでいることを知ってもらおうと、岡山県倉敷警察署が、「倉敷ジーンズ刑事(でか)」という新たな動画を制作し、4日から倉敷駅近くのスクリーンなどで流しています。

「倉敷ジーンズ刑事」は倉敷警察署の署員5人が考えた新たなキャラクターで、デニム生地のジャケットとジーンズを身につけています。

動画では、キャッシュカード盗や架空請求詐欺などの特殊詐欺の被害が去年、県内で2億1860万円にのぼったことを紹介し、「他人事じゃねーけぇ!」と注意を呼びかけています。

動画は15秒間で、倉敷駅南口にあるビルのスクリーンや倉敷ケーブルテレビ、それに倉敷警察署のロビーで年末まで流される予定です。

警察によりますと、ことし、特殊詐欺の被害はさらに増え、9月末の時点で3億5620万円と去年の同じ時期のおよそ2倍に増えているということです。

倉敷警察署の谷本茂政生活安全課長は、「キャッシュカードを犯人に渡してしまう被害が非常に多い。▽キャッシュカードを他人に渡さない▽暗証番号を教えない▽不安なことがあれば誰かに相談するということを心掛けてほしい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201105/K10012696551_2011051540_2011051550_01_03.jpg

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