09月08日 19時58分

先月の道内のサンマの水揚げ量は、過去最低だった去年の同じ時期のわずか2割足らずと、例年にない厳しい状況となっています。

北太平洋でのサンマ棒受け網漁は先月、船の大きさごとに解禁され、道東の港では水揚げが行われています。
漁業情報サービスセンターのまとめによりますと、先月の道内の水揚げ量は、根室市の花咲港が163.9トン、厚岸港が0.9トンとあわせて164.8トンでした。
これは過去最低の水揚げ量となった去年の同じ時期と比べても2割に満たない水準で、例年になく厳しい漁模様になっています。
漁業情報サービスセンターは「サンマが日本の近くに寄りつかず出漁を控える船も出ている。漁場は依然として遠く、明るい判断材料がない状態だ」としています。
ことしのサンマは資源調査の結果、漁期を通じて極めて厳しい水揚げが予想され、出漁した船は主に遠い公海で魚群を探しながら操業しているため燃料代も重い負担となっています。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200908/7000024622.html