ニホンウナギの稚魚、シラスウナギを不正に国外に持ち出そうとしたとして逮捕された男らが、数年前から密輸を繰り返していたとみられることがわかりました。

逮捕された坪田利昭容疑者(59)と酒井正人容疑者(61)ら男7人は1月、シラスウナギ約60キロを関西空港から香港に密輸しようとした疑いがもたれています。全員容疑を認めているということです。絶滅危惧種に指定されているニホンウナギの稚魚、シラスウナギは1キロ100万円から300万円ほどで取り引きされ、今回の押収分は1億円相当にのぼります。(記者リポート)「男たちは、こちらのスーツケースの中に10程度の袋に分けて、シラスウナギを国外に持ち出そうとしたということです」。運搬役だった酒井容疑者は「坪田容疑者から、1回5万円もらった。香港で韓国人の男に稚魚を手渡した」と話していて、おととしから複数回、香港に渡航していたことがわかっています。警察は坪田容疑者らが、海外の養殖業者に高値で販売するため、数年前から密輸を繰り返していたとみて、入手ルートなどを調べています。


ABC 07/29 19:08
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