0001朝一から閉店までφ ★
2020/01/31(金) 21:18:01.79ID:XH171d/6ニッカン鉄道倶楽部
鉄道ファン歴40年以上の筆者が現役路線から廃駅、廃線跡まで秘蔵の写真とともに鉄道の魅力を語る。「あなた、切符を買うとき損していませんか」。旅する際のお得情報も。
2020年1月30日10時1分
2カ月で3回も来てしまった 井原線の魅力/前編
井原鉄道井原線は岡山県総社市の総社駅から広島県福山市の神辺駅を結ぶ第3セクター。新規開業してから21年と、まだ若い路線だ。実はこの2カ月の間に3回も現地を訪れるほど私は、すっかり井原鉄道に魅せられてしまった。前後編に分けて紹介します。複数回訪れているので実際の訪問と時系列が前後していることがありますが、ご容赦ください。
井原鉄道は山陽本線の倉敷〜福山の北側部分を補完するようにレールが敷かれている。開業は1999年と新しいが、地域としての歴史は古く西国街道を含め重要な場所だった。当然、鉄路も大正時代には敷設され、井原には以前、井笠鉄道が乗り入れていた(駅の場所は異なる)。「井」は「井原」、「笠」は山陽本線の「笠岡」である。
井笠鉄道本線は笠岡から北へと井原に向かい、途中で矢掛に向かう矢掛線が分岐。井原からは神辺へと向かう神辺線があった。60年代末から70年代前半にかけて廃線となったが、前述した通り歴史は古い。
現在、井原市と笠岡市は岡山県、福山市は広島県と分かれているが、江戸時代までは同じ国。日本の場合、県境は古くからの国で分かれていることが多いが、珍しい例である。そしてまた、これも日本らしいところだが、古くからの結びつきは今も続く。井原と笠岡を結ぶ鉄路は廃線となったが、神辺〜井原〜矢掛は井原鉄道によって「復元」された。
そもそも国鉄時代に現在の井原鉄道とほぼ同じコースで国鉄井原線が計画され、工事が始まったために井笠鉄道が廃線になったという側面があった。国鉄の経営不振によって工事は中止されたが、その後、約40年ぶりにこの地を走った列車には、国鉄の工事でほぼできていた高架や旧井笠鉄道の路盤が引き継がれた。要は唐突にできた路線ではないのである。
===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://www.nikkansports.com/leisure/column/railwayclub/news/202001290000132.html