2018年9月7日21時22分
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停電が続く繁華街の「狸小路商店街」で、ろうそくとランタンの明かりの中、ラジオニュースを聞く人たち=2018年9月6日午後10時32分、札幌市中央区、小玉重隆撮影



 6日未明の地震によって北海道で起きた火力発電所などの停止を踏まえ、政府は道内での計画停電の検討に入ったことを明らかにした。需給が厳しくなれば、週明け10日にも踏み切るという。

 地震による停電は一時、道内ほぼ全域の295万戸に及んだが、政府は老朽発電所の再稼働などによって週末の8日中にいったん停電をほぼ解消できる、との見通しを示した。ただ、ピークをまかなうことは難しいとして、8日から1割程度の節電を道民や企業に要請する。
 工場や企業が本格的に動き需要が増える週明けになって、節電がうまくいかなかったり、発電所が故障したりした場合には、計画停電に踏み切る可能性があるという。1回2時間ほどを想定し、準備する。
 世耕弘成経済産業相は「計画停電は極力回避をしたいので、道民のみなさまには最大限の節電へのご協力を改めてお願いしたい」と呼びかけた。
https://www.asahi.com/amp/articles/ASL976RS9L97ULFA04C.html