2018.6.25 06:30
(1/3ページ)【ビジネスの裏側】
「スーツおごりサービス」など、ユニークなサービスを打ち出すラガザットの岸伸彦社長(左)と息子の裕亮専務
https://www.sankei.com/west/news/180625/wst1806250002-n1.html


 「ちょっと一杯」の飲みニケーションはもう古い?。上司がオーダースーツを購入すると、部下の分のスーツ代が無料になる「スーツおごりサービス」が話題を呼んでいる。
パワーハラスメントが社会問題となる中、「上司と部下の距離を縮めてもらいたい」と、大阪が本社のオーダースーツ専門店「ツキムラ」が4月に始めたサービスだ。
オーダースーツになじみの薄い若者らの来店を促し、“常連さん”になってもらう狙いもある。(橋本亮)


 100件以上の受注

 スーツおごりサービスを利用するには、上司と部下が一緒に来店し、関係を証明できる名刺を提示する必要がある。上司が2万円以上のオーダースーツを注文すれば、
部下の分のスーツ代は無料になるが、上司と同じ生地を選ぶことが条件で、部下が複数いる場合、2人目以降は上司が購入したスーツの半額で買える。

 ツキムラを展開するラガゾット(大阪市西区)の岸伸彦社長は「4月19日にサービスを始めてから、口コミなどで広がり、オーダーはすでに100件を超えている」と話す。
上司は自分の分のスーツ代を支払うだけで、部下にスーツをプレゼントすることができ、部下はタダでスーツが手に入る。「おねだりした上司と同じ生地のスーツを着ることで仲が深まるうえ、
上司の“お墨付き”を得たスーツなので、服装でうるさく言われる心配もない」(岸社長)という利点もある。

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