http://www.sanspo.com/sports/news/20180605/oly18060518060002-n1.html

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は世界環境デーの5日、ごみ拾いにスポーツの要素を加えた「スポGOMI」を大会会場エリアとなる東京都江東区有明で開催し、職員やスポンサー企業の社員、学生ら約200人がチーム単位で競いながら、1時間で瓶や缶、たばこの吸い殻など計201・7キロのごみを集めた。

 「スポGOMI」は制限時間内に回収できたごみの量と質をポイント化して争う。楽しみながら街をきれいにする試みとして08年に始まり、五輪組織委が主催するのは昨年に続いて2度目だが、これまで国内で約650大会が開かれている。

 アスリートチームで参加したビーチバレー女子の溝江明香選手(トヨタ自動車)は「ただ、ごみを拾うだけじゃなく、熱く楽しめた」と振り返った。日本スポGOMI連盟の馬見塚健一代表理事は「最高峰の祭典を通じて、僕らの活動を広げられたらうれしい。例えば閉会式の翌日にでも(スポGOMIで)街をきれいにしておしまいにできたらいい」と語った。