萬古焼
夏の備え着々 蚊やり豚作りピーク 三重・菰野

毎日新聞2018年5月21日 11時54分(最終更新 5月21日 11時56分)

(写真)
工房にずらりと並ぶ「蚊やり豚」の素焼き=三重県菰野町で、大西岳彦撮影



 三重県菰野町の萬古(ばんこ)焼の窯元「松尾製陶所」で、蚊取り線香を入れる「蚊やり豚」の生産が最盛期を迎えている。

 蚊やり豚のルーツは、火伏せの神とされるイノシシをかたどったとか、ブタは毛に覆われていて蚊にさされにくいという俗説など、
諸説あるが詳しくは分かっていない。同製陶所の工房では、素焼きされた蚊やり豚が所狭しと並んでいる。
トンボやキキョウなどを絵付けし、2000円から3000円ほどで販売される。6月中旬ごろまで生産は続く。【大西岳彦】

https://mainichi.jp/articles/20180521/k00/00e/040/244000c