1月29日 18時41分選挙
再選挙が行われることになったものの、異議の申し出によって日程が決まっていない千葉県の市川市長選挙について、29日、
申し出の求めどおりに票の数え直しが行われましたが、改めて再選挙が必要な結果となりました。選挙管理委員会は、再選挙に向けた手続きを急ぎたいとしています。
去年11月に投票が行われた市川市長選挙は、最も得票数の多かった候補者が当選に必要な票数に1600票余り届かず、再選挙が行われることになりましたが、
有権者から異議の申し出があったため再選挙の日程が決まらず、先月末から市長の不在が続く異例の事態となっています。

このため市の選挙管理委員会は、再選挙の日程を速やかに決めるため、29日、異議の申し出の求めとおりにすべての投票用紙について票の数え直しを行いました。その結果、
有効票か無効票かの判断などが変わり、5人の候補者のうち2人についてそれぞれ1票ずつ得票数が増えたり減ったりしたものの、改めて再選挙が必要な結果となりました。

選挙管理委員会は、再選挙に向けた手続きを急ぎたいとしていますが、今後、異議の申し出を棄却する決定を出し、有権者が納得した場合でも再選挙は4月以降になる見通しだということです。

異議を申し出た市川市議会の石崎英幸元議員は記者団に対し、「今後の対応は選挙管理委員会の決定を見て考えたい。長引かせるつもりはないので、適切な説明をしてもらいたい」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180129/k10011307161000.html