愛知県春日井市の小学校で、子ども達が巨大な工作に挑戦しました。
運動場に出現したのは、修学旅行の見学スポットとしておなじみの、巨大な『奈良の大仏』!
画像の通り、圧巻のサイズです。

愛知県春日井市にある東野小学校…。

子供たちが一生懸命に運んでいるのは何かのシート。
さらに、大きな送風機も…。
日本の小学校では初めてかもしれないという試みとは…?

「大仏を作っています、奈良の大仏」(男子児童)

何と作っているのは、修学旅行の行き先の定番『奈良の大仏』!

「今までに日本で、他の学校がやったことないことを挑戦してみようと思い、
 子供たちに奈良の大仏の大きさを実感してもらおうと」(校長)

挑戦するのは、11月に奈良・京都への修学旅行を控えた6年生の児童62人。
見学予定の大仏ですが、大きいことは知っていても、なかなか実感が…。
ならば、予習もかねて実物大で作ってみよう!と言うのが、コトの始まりです。

大仏作りに使うのは200メートル×1.35メートルの農業用ハウスの巨大なビニール3枚。
それを切ったり貼ったりして実物大の大仏を作ろうという一大プロジェクトなのです。

先生たちが作った10分の1サイズの試作品をお手本にし、製作期間は10日間。
社会科などの授業をあてました。頭の飾りも自分たちの手で製作しています。

「楽しみでドキドキ。できあがってみんなで写真をとるのが楽しみ」(女子児童)
「大仏と同じぐらいの大きさって聞いたので、どのぐらいデカいのか見てみたい」(女子児童)

運動場に運んだビニールをハンマーで打った杭にひもで固定。
先生の力も借りてみんなで手分けします。
ここで登場したのが、大きな送風機。

風船を膨らます要領でビニールの中に風を送ります。
大仏と一緒に、子供たちの期待もどんどん膨らんでいきます。
そうして風を送り続けること10分。
すると、ついに膨らんだビニールがちゃんと大仏の形に!

4階建ての校舎とほぼ同じ高さの『奈良の大仏』ならぬ『春日井の大仏』の完成です!

「思ったよりデカかった。修学旅行がすごく楽しみ」(女子児童)
「初めは本当にできるのかと思った。大変なこともあったけどいい思い出になった」(男子)

『奈良の大仏』と『春日井の大仏』…。
子供たちは修学旅行で見比べるのが楽しみになったようです。
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以下ソース:東海テレビ 2017/10/31 18:19
http://tokai-tv.com/tokainews/article.php?i=37234&;date=20171031