10月15日 06時29分
災害が起きて、調理器具が不足した場合でも、身近なポリ袋を使ってごはんやパンなどを調理できる方法を学ぶ講習会が14日、新潟市で開かれました。

この講習会は、災害時に備えて防災への意識を高めてもらおうと、新潟県が毎年開いていて、およそ70人の親子連れが参加しました。
講習会では、東日本大震災でボランティア活動の経験もある栄養士が講師となり、食材の入った半透明のポリ袋を熱湯に入れて加熱する、「パッククッキング」という調理方法を紹介しました。
参加した親子たちは、ポリ袋にコメや野菜、それに調味料などを入れたあと、袋の上からもみこんで混ぜました。
そして、加熱したときに膨らまないよう袋の中の空気をしっかり抜いてから沸騰する鍋に入れると、20分ほどでチャーハンができあがりました。
このほか、同じ方法でコンソメスープと蒸しパンも作り、できあがると全員で試食していました。
参加した小学2年生の女の子は、「好きな卵もいっぱい入っていて、家で食べるチャーハンよりもおいしいです」と話していました。
また、会社員の男性は「思ったよりも簡単に作れて、おいしかったです。もし災害があった時にはこの経験を生かしたいです」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20171015/0001827.html