聖護院門跡(京都市左京区)所蔵の「釈迦三尊像」が、
江戸時代の絵師、狩野探幽(1602〜74年)の真筆の可能性が高いと
専門家による調査で裏付けられ、15日に報道陣に公開された。
16日から同寺で一般向けに初公開される。

3幅の水墨画の掛け軸(各縦約130センチ、横約60センチ)に、
それぞれ釈迦如来、普賢菩薩、文殊菩薩が描かれている。

探幽作と伝えられていたが、昨年初めて専門家が調査。
60歳以降の作品に押されている落款の特徴である欠けが見られることや、
全体の筆運びなどから本物の可能性が高いと判断した。

同寺に所蔵された経緯は不明だが、後水尾天皇の異母兄弟で、
江戸時代初期に住職だった道晃法親王が制作を依頼した可能性があるという。

公開は12月10日まで。
10月13〜15日、11月28日、29日は公開しない。
拝観料は大人800円、中高大学生600円。

写真:聖護院門跡で初公開される狩野探幽の「釈迦三尊像」
http://www.sankei.com/images/news/170915/wst1709150076-p1.jpg

以下ソース:産経west 2017.9.15 17:41
http://www.sankei.com/west/news/170915/wst1709150076-n1.html