生卵の入った容器を落として実験する生徒ら
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 建物の3階から落としても中の生卵が割れない容器のデザインを競うユニークなコンテストが29日、岡山市北区津島中の岡山大であり、小学生と同大学生約30人がアイデアをぶつけ合った。

 学ぶ楽しさや挑戦する大切さを児童に知ってもらおうと、同大大学院教育学研究科の岡崎善弘講師の研究室などが初めて企画。同大教育学部の学生も参加した。

 材料はA2判のケント紙1枚とセロハンテープ、はさみのみ。児童は2人一組、学生は個人で制作し、40分間の制限時間内にパラシュートや紙飛行機などを模した個性豊かな容器を完成させた。

 3階から卵を入れて約10メートル下の地面に落とし、児童たちと大学生たちの対抗で結果を競った。それぞれ9作品ずつトライして三つずつが成功し、引き分けだった。

 岡山市立津島小4年の男子児童(9)は「大学生の作品も参考にしながら、友達とアイデアを組み合わせて成功できた。実験の楽しさが分かった」と話した。
(2017年08月29日 22時14分 更新)
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