大津ゆかりの歌も多い百人一首の絵札を使ったゲーム「坊主めくり」で地域を盛り上げようと、
大津市の商店街で26日、「お坊さんめくり(坊主めくり)大会」が開かれた。
住民ら約170人が参加し、アーケードの下で熱い戦いを繰り広げた。

大会は大津市中心部にある丸屋町、菱屋町、長等の3つの商店街で開催。
かつてのにぎわいを取り戻そうと、今回初めて企画された。

坊主めくりは、裏返した絵札を順番に引き、
坊主が出れば手札をすべて失い、姫が出れば捨て札をすべてもらえるのが基本ルール。
最終的に持ち札が一番多い人の勝ちとなる。

大会では、京都との府県境にある「逢坂の関」の歌を詠み、市内の神社にも祭られている平安時代の歌人
「蝉丸」にあやかり、蝉丸の札を取ると、他の競技者の持ち札を含め場にある全ての札を総取りできる
“蝉丸最強ルール”を採用。

商店街のアーケード下にはいくつものテーブルが置かれ、参加者らが勝ち抜き戦を繰り広げた。
札をめくるたびにあちこちから歓声が上がる白熱の展開に、
行き交う買い物客らも楽しそうに勝負の行方を見守っていた。

激しい戦いを制し「大津の初代お坊さんめくり名人」に輝いたのは、
大津市梅林の小学校職員、鞍貫正道さん(60)。
鞍貫さんは「還暦の良いお祝いができました」と喜んでいた。

写真:商店街のアーケード内の路上で行われた「お坊さんめくり(坊主めくり)大会」
http://www.sankei.com/images/news/170827/wst1708270022-p1.jpg

以下ソース:産経west 2017.8.27 10:40
http://www.sankei.com/west/news/170827/wst1708270022-n1.html