「西武小田原店」(神奈川県小田原市中里)が来年2月28日で営業を終えることになった。

セブン&アイ・ホールディングス傘下の百貨店大手「そごう・西武」は25日、
「営業不振に歯止めがかからない」などと説明した。

発表などによると、2000年9月にロビンソン百貨店4号店としてオープン。
09年に「そごう・西武」に統合され、13年から名称が「西武小田原店」に変更された。
複合商業施設「ダイナシティ」の中核テナントとして、ピーク時の03年度には162億円の売り上げがあったが、
小田原駅から遠いことや駅地下街との競合が続いたことなどから、直近の売上高は半分以下に落ち込んでいたという。

昨年3月には、てこ入れ策として売り場面積を縮小するとともにファミリー層向けに改装したが、
客足は十分戻らなかった。

地元採用のパート従業員や契約社員については、近隣企業に対して再雇用を働きかけるとしている。

小田原店の売り場面積が全体の3割を占めるというダイナシティ側は
「撤退を聞いたばかりなのでコメントできない」とし、「(ダイナシティとしては)継続して営業していく」としている。

写真:来年2月末で営業終了することになった「西武小田原店」が入る商業施設
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20170826/20170826-OYT1I50026-L.jpg

以下ソース:YOMIURI ONLINE 2017年08月26日 14時51分
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20170826-OYT1T50055.html