鳥取県日野町下榎の水田で、白いオタマジャクシが約20匹見つかった。
発見した同所の農業、加藤繁雄さん(66)は「なぜこんなにたくさん生まれたのか不思議だ」と驚いている。

加藤さんによると、2日に自宅前の水田で偶然、白いオタマジャクシ1匹を発見。
孫に見せようと持ち帰ったが、その後も毎日のように数匹ずつ見つかり、今では計15匹を自宅の水槽で飼っている。

「ずっと農業をしているが、白いオタマジャクシは初めて。しかも大量に見つかった」と仰天。
「孫が観察したいと言っているので、このまま育てたい。水田に戻したものもあり、20匹以上いるのでは」と話す。

オタマジャクシは体長約3センチで、目以外が白色になっている。
広島大両生類研究センター(広島県東広島市)によると、
ヌマガエルかトノサマガエルの幼生で、白い幼生はたまに自然界で見られるという。

同センターの井川武助教(37)は
「大量に発生する場合は、親の雌ガエルに遺伝的な要因が考えられ、
 同じ雌から生まれた可能性が高い。大変珍しい」と指摘した。

写真:白色と黒色のオタマジャクシが入った水槽を持つ加藤さん
http://www.nnn.co.jp/news/170607/images/IP170606TAN000259000.jpg

以下ソース:日本海新聞 2017年6月7日
http://www.nnn.co.jp/news/170607/20170607044.html