鈴木孝英2017年6月5日09時17分
写真・図版
雄しべが顔をだしているタイミンチク=横浜市中区本牧三之谷の三渓園
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 横浜市中区の三渓園で、竹とササの花が咲いている。竹の開花周期は100年前後ともいわれ、期間の長さから正確な記録はほとんど残っていないが、同園では1928年に竹が開花したとの記録があり、今回約90年ぶりの開花という。


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 花が咲いているのはタイミンチクとオロシマササ。1カ所から束のように生えるのが特徴のタイミンチクの花は、中国風建築「聚星軒(じゅせいけん)」の跡地周辺で見られる。園職員の羽田雄一郎さん(41)は「なぜこれだけ長い周期なのかは分からないが、植物には神秘がたくさんある。時を超えるロマンを感じてほしい」。(鈴木孝英)

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