非常にきれいだが人目に付きにくい大形のヒドロクラゲ「ハナガサクラゲ」が、
和歌山県白浜町臨海の北浜海岸に生きたまま打ち上がった。
発見した京都大学瀬戸臨海実験所の久保田信准教授(64)によると、かさの直径が12センチで最大級という。

22日、北浜海岸の定点調査で見つけた。
田辺湾やその周辺海域では採集が困難な種類で、初夏にまれに打ち上がる程度。
詳しい生態が分かっておらず、飼育しながら観察を続けている。

かさから突き出したたくさんの触手が色鮮やか。
短い触手は3色に分かれ、先端は紫色で続いて黄色、根元は黒色をしている。
獲物を捕獲する長い触手はかさの周囲に50本ほど生えている。

久保田准教授は「刺されるとひどく痛むので、見つけても不用意に触らないで」と話している。

写真:カラフルで珍しいハナガサクラゲ
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以下ソース:紀伊民報 2017年5月30日
http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=334342&;p=more