松江市玉湯町の玉造温泉街で、一風変わったドリンクが観光客から注目されている。
甘い炭酸水に宍道湖の特産シジミを殻ごと入れた「宍道湖産しじみサイダー」。
素材の組み合わせや独特の宣伝文句が観光客らの耳目を集め、じわりと人気を集めている。

サイダーは、ゆでたシジミにサイダーを注いだシンプルな飲み物。
奇抜な商品で町歩きの観光客を楽しませようと、
地元の土産品店「よけいなお世話」のオーナーで、デザイナーの布野カツヒデさん(40)が考案した。

店頭に設置した看板には「挑戦者求む」の言葉に、
「高級食材・宍道湖産大和しじみの間違った使い方?」の自虐的な文言も添えられ、観光客らが足を止める。

最初はサイダーの味だが、時間がたつにつれシジミの苦みやえぐみが溶け出し、独特の風味になる。
絶句する人もいれば、「思ったより大丈夫」など感想はさまざま。
ただ、仲間うちで笑いが起きるのは共通しているという。
シジミの実も味わってもらうため太めのストローも用意し、価格は1杯500円。

同店の田平志穂子ショップマネージャー(33)は
「味はともかく、会話は盛り上がるはず。まずは1回、飲んでみてほしい」と話した。

写真:宍道湖産シジミが殻ごと入った「宍道湖産しじみサイダー」
http://www.sanin-chuo.co.jp/photo/0522/5652830041.jpg

以下ソース:山陰中央新報 17/05/22
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=565283004