東京都神津島村、伊豆七島のほぼ中央に位置する離島の村で太陽光発電と蓄電池、電気自動車を組み合わせた再生可能エネルギー設備が、2017年2月に完成した。

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各施設に導入された太陽光発電設備 (クリックで拡大) 出典:国際航業

神津島村の電力供給システムは、本土の系統とつながっておらず、ディーゼル発電機に依存した独立系統だったという。

再生可能エネルギーを導入した場合、CO2排出量を本土に比べて効果的な削減が可能となる。
しかし、塩害や運搬費、材工費など離島特有の手間により、導入が敬遠されがちだった。
そこで神津島村は、再生可能エネルギー設備がなかった公共施設に太陽光発電設備を導入することで、効果的なCO2排出量を削減し、ピークシフト効果や災害時にも対応できる島づくりを目指した。

2016年9月から、プロポーザル方式により実施する「神津島村公共施設太陽光発電設備等設置工事」を開始。
神津島村が公開している実施要領によると、施工施設は「生きがい健康センター」「神津島図書館」「開発総合センター」の3つである。
工事の上限金額は7361万9000円、日本アジアグループ傘下の国際航業が委託先となった。

国際航業は、これまでの発電所開発で培ったノウハウを基に、3つの施設に計23kWの太陽光発電設備を設置した。
生きがい健康センターと神津島図書館には、計22.4kWhのリチウムイオン蓄電池を導入。
3施設に充電スタンドも設置し、2台の電気自動車(各10.5kWh内蔵)を導入することで、再生可能エネルギーの島内融通を実現したとする。

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島内に導入した電気自動車 (クリックで拡大) 出典:国際航業

国際航業は、リリース上で
「蓄電池と電気自動車に電力を蓄えることで、天候に左右される太陽光発電の弱点を解消し、ディーゼル発電由来のCO2削減に貢献する。このスキームは、他の地域においても活用することが可能」と述べている。

国際航業は、自治体が進めるまちづくりのパートナーとして、安心で安全、持続可能な「グリーン・コミュニティー」の形成を目指して、太陽光発電などの分散型エネルギーの設置運営を行っているという。
重点的な取り組みとして、宮城県仙台市の田子西地区における災害に強く、地球にやさしい低炭素まちづくりの事例を挙げる。

田子西地区は、仙台市震災復興計画で「エコモデルタウン」として位置付けられ、CEMS(Community Energy Management System)の導入や、復興公営住宅のエネルギーマネジメントを行う「グリーン・コミュニティー 田子西」が進んでいるという。
これにより災害に強く、自然と調和するコミュニティーを創ることを目指すという。

「神津島村における事業もグリーン・コミュニティー形成の一環であり、今後も神津島村と連携し、村が目指すまちづくりに貢献していく」(国際航業)

スマートジャパン
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1704/03/news038.html

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