天皇家とは全く関係ない一般民間人として生まれ育った正田美智子さん、小和田雅子さん、
川嶋紀子さんなどが、数か月のお妃教育と国民への顔見せ(マスコミ報道)の後、
皇統譜に名前を記載されたことにより、ある日を境に皇族の身分が与えられ、皇族として公務を行い、
国民もそれ受け入れているのだから、皇族との血縁関係がはっきりしている
(約70年前の祖父や曾祖父の代までは皇位継承権を持つ正式な皇族だった)旧宮家の人たちを、
本人の了解を得た上で、数か月の皇族教育と国民への顔見せの後、皇統譜に記載して
皇族の身分を与えるのも、それほど不自然なことではないだろう。

まして今話題になっているのは、新たに皇族入りした旧宮家の男系男子をいきなり天皇にしようという話ではない。
あくまで本家の悠仁親王に男子の後継者ができなかった場合の予備として、既存の宮家(常陸宮など)に
養子に入ってもらうなどの方法で、分家の男性皇族を増やしておこうというだけのことだ。
悠仁親王に男子の後継者ができれば、それがもっとも理想的で、予備が使われることはない。

それに今から準備しておけば、もし数十年後に(おそらく天皇に即位している)悠仁親王の後継者問題が
表面化したとしても、そのころには、新たに皇室入りした旧宮家の人たちには子供や孫ができているだろうから、
そうした人たちは生まれながらの皇族で、問題なく皇位継承者候補になれるだろう。