自分:名無しさま[sage] 投稿日:2019/07/06(土) 13:52:18.96 ID:2Ws1XCT3 [4/9]
国際宗教同志会平成30年度総会 記念講演
『皇位継承の概要と課題』
皇學館大学現代日本社会学部教授 新田 均

「女系」肯定論には、歴史解釈の誤りばかりでなく、現実認識に
ついての錯誤も見られます。例えば、側室制度がなければ男系継承は
維持できないという主張がそれです。しかし、かつて側室制度が必要
だったのは、幼児死亡率が高かったためで、現代医学の下では必要あ
りません。事実、初代の神武天皇から今上陛下まで、父子?父子の継承
で数えると72世代(代数は125代)ですが、これらの天皇の正妻からだけ
でも169人の男子が誕生しています
(谷田川惣『皇統断絶計画』チャンネル桜叢書)。
天皇の正妻だけからでもこれだけの数の男子が誕生しているのですから、
あと4つほどの宮家でもあれば、現代医学の下では十分すぎる数でしょう。
それにもかかわらず、何故、現皇室は皇位継承者の減少に悩まなければ
ならないのでしょうか。それは、敗戦によって、いわば備えのために
設けてあった旧宮家の臣籍降下を強要されてしまったからです。
昭和22年、26名の男性皇族が降下を強いられました。この旧宮家には
平成17年現在で35名の男性がおられました。現在でも、確認できただけで、
二十代以下に、少なくとも5名の男子がおられます。この方々が皇族に
留まっていたら、歴史の智恵だった宮家の存在が活かされ、
現在の危機は存在しません。