明治の初め、『国民のお手本となるように』とのお題目で華族制度をつくった。
華族には相当の特権があったのですよ。
望めば東大入学はフリーだったし、学習院にも無試験で入れた。
所得税は無いとか、お手元金が配られるとか
なんやかんやとにかく特権だらけだったんだよ。
(特権の詳しいことは侯爵家出身の『梨本宮妃日記』に事細かくかいてある)
結果あの連中は堕落の極となった。

GHQは一代にかぎり残してよい、と言ったんだそうだ。
戦後7年で自治権を回復したわけだからこの言い分は事実上
「華族制度は残していい」と同じだよ。
(当主が7年生きていれば自治権回復したのだからね)

だが「堕落の塊の華族階級などいらん」と昭和天皇は残すことを嫌がり
結局廃止になったんだわ。
特権階級は必ず堕落する。 
それが人間の本質だから、皇族が堕落して次々変なことをするのは当然なのだ。

それを縛る法律をつくるか、制度ごとなくすかどちらかしかない。