ご一行みてると全体主義、統制主義の末路がよくわかる。
英国が同じ島国でありながら老練な外交手腕のおかげで敗者になったことがないのとえらい違い。
これは英国人の実利的、帰納法的思考とインテリジェントと呼ばれる知識層の功績が大きい。
日本人にはそういう層があるだろうか。
教育には熱心だが、知識は得ても深い考察力と哲学的応用力を養うことがない。
だから物事の判断をするとき、直感的、情の部分でしか決断できない。
武士道が生きていた時代には情緒的な決断であっても武士道による正義のもとに行われていた為に
同じ価値観の中ではそれなりに正当性があった。
しかし世界を相手にするとなるとそれでは通用しない。
現代はその武士道すら失われて久しいゆえに、何を基幹として判断するのか
外務省が常に売国と言われるのは真の教養層がいないからだと思う。