長文すまん。
音の質感の違いは圧縮云々じゃなくて元波形の質感によるものだと思う。
>>400が言ってる内容でほぼ正解では。
ちなみにローランドに限らずコルグなんかでも01/WとかTrinityの頃なんかは波形メモリも少なかったから、ストリングスやブラスなんかの生楽器の波形もループが短くて、どれもこれもオルガンみたいなビーッっていう感じのデフォルメされた波形だった。
でもメモリが少ない分その波形を最大限よく聞かせるためにEQコンプなどで極端に色付けされた音も多かったし、搭載されてるエフェクターも良かったからプリセットもシンセならではの派手な味付けがされてて、その音がみんなに支持されてた。
それがその後の機種でだんだんメモリも増えてきて音も生志向になってナチュラルな波形が増えていって、もうKRONOSとかではああいう昔みたいなシンセならではの音の個性やエグみが消滅してるよね。
生っぽさとシンセらしさってのはトレードオフなんだと思う。
ちなみにJD-XAなんかに入ってるSNシンセの波形なんかはSC-55イズムを感じるような古き良きPCM波形が色々入ってる。まあ過去の使い回しだけど。
ローランドもシンセの音作りの波形としてはあの時代のものの方が有用だって気づいてるんだろうね。