>>285
10〜20代:
毎日ネトゲや2ちゃんをしながら、このまま一生が過ごせたらいいななどと夢想しつつ、
自由を謳歌した気ままな生活を送る。2ちゃんでは、身の程をわきまえず
団塊世代やマスコミを槍玉に挙げて、高尚な議論をぶって得意になってみたりもする。

20〜30代:
やがて親は定年で退職するも、息子のため、家計を養うために老体に鞭打ちパートに出る。
しかし親心も分らぬ身勝手な人間なので、相も変わらず2ちゃんやネトゲに埋没。
それどころか親不孝にも、2ちゃんで一生このまま過ごすんだとか豪語する。

30〜40代:
無理が祟り、突然父親が倒れる。そしてガンの宣告。ようやく今後に漠然とした不安を抱く。
入院費用は高額で、実家の金銭的余裕は徐々に失われていく。 ある時、死後の自分について、
父が心配していると母から聞き、涙する。しかしもはや社会復帰などできない。
父親の葬儀では親戚一同から白い目で見られてることに気づき、居たたまれなくなり実家を飛び出す。

40代〜  :
行くあてもなく数日で家に戻って来るが、母親に会わせる顔もなく、ついに完全に部屋に引き篭もる。
いつしか母親も年を取り、毎日寝たきりとなる。しかし介護もせずに放置する。母はうわ言の様に、
もはや生まれる可能性もない孫の顔を早く見たいと話すが、それを聞く度に憎しみを覚える。
母親の医療費と生活費で貯蓄も消え、数十年手入れもしてない実家は、もはや廃屋同然。
オンボロPCで繋がっているネットで、無残な現実から逃避する。もはや負け組スレは見る勇気もでない。

50代〜  :
ずいぶん前に母親も死んだ。葬式も挙げる金もなく、ビニールシートに包んで押入れに隠してかなり経つ。
もう電気も水道も動かない。この廃屋を売ろうかとも考えるが、 売り方も分らず、売れるとも思えない。
貯金はとうに切れた。自分の人生は何だったのか。自分にはもう誰もいない。死んでも誰も気にしない。
孤独と絶望。これが自分の望んだ人生だったのか・・・。

終末   :
死後数年経って発見。共同墓地で無縁仏となる