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2024/01/15(月) 12:56:53.5691/11(木) 18:01配信
北海道新聞
北海道の陸と海の異変が、年を追うごとに大きくなってきました。
日本の食糧基地を襲う気候の変化は、全国の食卓の風景を変える可能性があります。
北海道に今、何が起きているのでしょうか。その最前線を報告する連載<気候異変>の第1部「昆布だしがなくなる日」は、
日本のだし文化に欠かせないコンブの現状と未来像を取り上げます。(5回連載します)
水中写真家の関勝則さん(69)=根室管内羅臼町=は、この海に約40年間、潜り続けてきた。
自然の豊かさに魅せられ、30代で羅臼に移住した。冬になると、浅瀬の海底に届くほどの分厚い流氷が海を覆った。
「羅臼昆布」のブランドで知られる天然のオニコンブは、潜ればどこでもびっしり生えていた。
異変を強く感じるようになったのは、ここ10年ほどだ。「流氷はとんでもなく薄くなり、厚さ1メートルの氷を見ることもなくなった。
コンブは限られた場所でしか見ることができなくなり、幅がある立派なコンブも激減した」
2023年12月も海に潜った。水温は8度。かつて、この時期の水温は5度前後だった。
流氷が海岸まで押し寄せる時期は遅くなり、今は2月にならなければ流氷はこない。流氷が遠ざかって船が航行できるようになる「海明け」も早まっている。
関さんは潜るたびに焦りを感じていた。「温暖化の流れは止められないところまできている。流氷がなくなる。20年、30年後の海を考えると本当に怖い」
知床半島を回り込むようにして羅臼に流氷をもたらすオホーツク海は、
「世界で最も急速に温暖化が進む海」(米ワシントン・ポスト紙)として各国のメディアや研究者の注目を集める。
オホーツク海が北太平洋全体に重要な役割を果たしているからだ。
流氷ができる際、海水は水の成分だけが凍ろうとするため、流氷の下には水より重たい高濃度塩分の海水ができる。
重たい海水は沈み込み、それによって生み出される海の大循環は、ロシア北東部のアムール川から流れ込んだ鉄分などの高い養分を、道内沿岸や北太平洋までもたらし、
豊かな漁場を育む―。これがオホーツク海が「北太平洋の心臓」と呼ばれるゆえんだ。
以下昆布しょうゆ
https://news.yahoo.co.jp/articles/c68284f909cf9b60c441fbcbad0790b5e119c2ba