大谷翔平から「野球しようぜ」 グラブ手に淡路島の子供ら喜び
2024/1/14 08:00

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手から日本国内の全小学校に3つずつ寄贈されたグラブが、兵庫県内にも届き始めている。

淡路島にある同県洲本市立鮎原小学校(洲本市五色町鮎原南谷)では9日、3学期の始業式に合わせて「お披露目」が行われ、
児童らは「野球しようぜ」という大谷選手からのメッセージに応えるかのように、心ゆくまでキャッチボールを堪能した。

寄贈されたグラブは、大谷選手のサインがプリントされた右投げ用2個と左投げ用1個の計3個。洲本市内では、鮎原小を含む13小学校に贈られた。

この日行われた3学期の始業式で、高鍋謙二郎校長が全校児童約110人に「鮎原小学校にプレゼントが届いています」と知らせた。

続いて、児童会長の6年、嶋本結月さん(12)が箱を開いてグラブを披露。
さっそく地域の少年野球クラブに所属する男子児童2人が着用し、大谷選手の「お面」をつけた同小教諭らとのキャッチボールを楽しんだ。

グラブを使った5年の中尾剣人さん(11)は「大谷選手のように、みんなから尊敬されるような選手になりたい」。
5年の木田東吾さん(11)も「大谷選手みたいにうまくなった気がした。きょうだけじゃなくて、もっと使いたい」と笑顔をみせた。

始業式終了後も、6年生児童らがキャッチボールを満喫。濱田流輝(るき)さん(11)は
「自分が持っているグラブよりもボールを取りやすい。もっと使いこなせるようになりたい」と語った。
同小によると、グラブは職員室で管理し、休み時間などに貸し出す形で活用していくという。

高鍋校長は「私はこのグローブが、私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルになることを望んでいます。
野球しようぜ」とする大谷選手からのメッセージを児童らに紹介した。

https://www.sankei.com/article/20240114-GWSSS3I36ROIHN5KQLTRJ5BMJE/