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2023/02/01(水) 10:37:30.319社会 道内経済
また、北の海で「異変」が起きている。
冬の風物詩となっている北海道網走市の網走湖のワカサギ漁。
2023年1月12日に解禁されたばかりのワカサギ漁の水揚げが激減し、網走市は資源保護のため、今季の漁をわずか2週間余りで終漁とすることを決めた。
実質7日間の操業では、漁獲量が例年の「10分の1」に止まった
網走湖では湖面に貼った氷に穴をあけ、網を入れる氷下曳網(こおりしたひきあみ)漁が1月12日、解禁され、今季の漁が始まった。
しかし、初日から実質7日間の操業で、漁獲量は例年の10分の1に当たる、わずが3.5トンに止まった。
網走湖の氷下曳網漁は例年、3月まで漁期が続くが、漁模様が好転しないことから網走市は1月31日までに、今季の漁を30日で終漁とすることを決めた。
資源回復のため、早期終了を決断(網走湖のワカサギ釣り 2023年1月7日)
網走市によると、ワカサギは基本的に、その年の内に産卵して死ぬ『1年魚』。
このまま漁を続けて、春に産卵するはずの『親魚』を漁獲してしますと、今後の資源回復が見込めないため、『産卵親魚』保護で、終漁を決めたという。
今のところ、資源量が激減した理由は分かっていないが、
網走湖は全国各地にワカサギの卵を出荷する種卵供給湖沼でもあり、卵の供給に支障が出る恐れがある。
一方、網走湖の冬の名物、ワカサギ釣りも今季、1月7日に解禁され、週末を中心に多くの人でにぎわっているが、
氷下曳網漁の終漁に伴い、3月21日までだった漁期を切り上げ、2月12日で終了することを決めた。
網走市では「ワカサギ釣りを楽しまれていた皆さまには大変申し訳ありませんが、今後の資源を守るための苦渋の選択です。ご理解とご協力をお願いします」としている。
https://www.uhb.jp/news/single.html?id=33298