肥料をネットで無届け販売 容疑で男女7人書類送検―警視庁
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 まきを燃やして作った灰などの肥料をインターネットで無届け販売したとして、警視庁生活環境課は17日、肥料取締法違反の疑いで、大分県佐伯市の無職女性(48)や群馬県太田市の会社員男性(37)ら男女7人を書類送検した。
いずれも容疑を認め、「灰を何かに使えないかと思った。法律違反と知らなかった」などと話しているという。

 同課によると、特殊肥料となる灰や化学肥料を販売するには、都道府県知事への届け出や原料を記した保証票の添付が必要という。

 送検容疑は昨年9月、肥料販売業の届け出をせずに、まきストーブの灰を特殊肥料である「草木灰」としてインターネットオークションに出品し、3キロ計1800円で販売するなどした疑い。
 警視庁が昨夏、肥料が無届けで売られているのをサイバーパトロールで確認し、捜査していた。7人は、ストーブや風呂に使用したまきの灰のほか、化学肥料も販売していたという。

https://www.jiji.com/sp/article?k=2020061700723&;g=soc