社会 2019年07月20日 06時00分

 花火の季節がやってきた。個人で遊ぶ手持ち花火から、大玉の打ち上げ花火まで、花火の楽しみ方はいろいろだ。海外には、祭りに参加中、ロケット花火の直撃を受けて死亡した女性がいる。

 海外ニュースサイト「The Sun」と「Daily Mail」は7月15日と16日、祭りの宗教行列の中に飛び込んできたロケット花火が爆発し、女性が即死したと報じた。

 記事によると13日、スペイン中部の町・ビソ・デル・マルケスに住む56歳の女性は、この町の祭りの一環で開催された宗教行列に参加したそうだ。町の教会の前で地元住民や観光客が集まって列をつくり、午後8時30分頃、行列が出発。その矢先に行列めがけ飛んできたロケット花火が、行列の中にいた女性の口の中に入り爆発。女性は即死したとみられ、駆けつけた救急隊は、なすすべもなかったそうだ。

 祭りは即座に中止になったといい、この町の町議会は、2日間喪に服して犠牲となった女性への弔意を示し、町の施設に半旗を掲げたという。この女性は町のコミュニティー活動に積極的に参加していたといい、人口2000人の小さな町では、よく知られた人物だったそうだ。

 地元メディアによると警察は、この花火に点火し発射した51歳の男を逮捕したそうで、この男は危険行為による殺人罪で起訴される可能性があるという。なお、記事中には、なぜ空中に打ち上げるべきロケット花火が行列の中に飛んでいったのか、詳しい情報はない。

 このニュースが世界に広がると、ネットでは「お祭りでこのような事故が起きるなんて悲しすぎる」「ロケット花火を発射した男が許せない」「私は殺人罪での起訴には反対。これって事故だと思う」「女性の口の中にロケット花火が飛んできたなんて想像するだけで怖い」などさまざまな声が挙がっていた。

 これから夏本番を迎え、家族や仲間と一緒に線香花火、ねずみ花火、ロケット花火、手持ち花火といった、手軽に楽しめるおもちゃ花火で遊ぶ機会も多くなることだろう。

 経済産業省のHPに公開されている「平成30年度火薬類事故防止対策事業報告書」によると、1994年から2018年までの過去25年間に、国内でおもちゃ花火による事故は126件発生し、118人が負傷している。

     ===== 後略 =====
全文は下記URLで

https://npn.co.jp/article/detail/35994793/