政府は元号案の意見を聞くすべての関係者に対し、情報漏れがないように携帯電話などを一時的に預かる方針であることが分かった。
ただ、関係者からは反発の声も上がっている。

新しい元号が発表される4月1日まであと6日。
菅官房長官が政府職員が墨で書いた元号を掲げて公表するという。
すでに政府は国文学、漢文学、日本史学、東洋史学の4つの分野のなかから選んだ複数の専門家に新しい元号を考えてほしいと依頼。
新しい元号は4月1日の当日、有識者や衆参両院の正副議長から複数ある候補について意見を聞いたうえで閣議で決定。
発表は昼ごろになるとみられている。

そんななか、政府が神経をとがらせているのが、発表の前に新元号が漏れてしまうこと。
このため、当日は元号案について意見を聞いた有識者や正副議長に会議終了後、
平成に改元した時と同様に部屋にとどまってもらうほか、携帯電話やスマートフォンも預かる方向で調整。
さらに、一部電波の遮断も検討しているという。

ところが、関係者によると、こうしたやり方に赤松衆議院副議長が不満を漏らしているという。
赤松副議長は26日に大島衆議院議長と会談し、意見聴取を衆議院議長公邸で行うよう要請。
その理由について、赤松副議長は周囲に「議長公邸は衆議院の管理のもとにある場所だからね、
意見を聞いたら政府側はすぐに帰って頂きたい」と話している。
安倍総理大臣は当日、談話を発表し、新しい元号に込めた意味などについて説明する見通しだ。


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