https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190219/k10011820151000.html
2019年2月19日 17時01分

悪化する日韓関係をめぐって、安倍総理大臣は先週ソウルを訪問した額賀元財務大臣と会談し、今後も議員外交を通じて、韓国側と粘り強く話し合うよう要請しました。

日韓議員連盟の会長を務める自民党の額賀元財務大臣は19日、総理大臣官邸で、安倍総理大臣と会談しました。

この中で額賀氏は先週、ソウルを訪れて、イ・ナギョン(李洛淵)首相らと会談し、太平洋戦争中の「徴用」をめぐり、韓国の裁判所が、日本企業の資産の差し押さえを認める決定を出したことについて、韓国側に適切な対応を求めたことなどを報告しました。

これに対し、安倍総理大臣は「日韓両国の間には、いろいろなことがあるが、議員連盟としてパイプをつなぎ、粘り強く話し合ってもらいたい」と要請しました。

このあと額賀氏は記者団に対し、「韓国側との会談の雰囲気も含めて報告した。しっかりパイプをつなぎ、『徴用』をめぐる問題について、われわれが要求する適切な回答が出てくるよう、環境づくりをしていきたい」と述べました。