鳥取県の冬の味覚「ズワイガニ」が、漁獲枠の9割をすでに超え、3月の終了を待たず、漁ができなくなるおそれがある。

山陰では「松葉ガニ」と呼ばれる冬の代表的な味覚、オスのズワイガニは、水産庁が資源管理のため、日本海側の各地で漁獲量を規制している。

11月に解禁された鳥取県のズワイガニ漁で、2018年に割り当てられた枠は870トン、県によると、2018年は「しけ」がなく、漁場も良好なことから、12月25日時点で、すでに803トンとなり、漁獲枠の92.3%にのぼっていることがわかった。

県の関係漁協は、12月の半ばに制限の7割に迫ったことから、松葉ガニでは初の漁獲制限に入り、自主規制をしていたが、勢いは止まらず、このままでいくと、漁期が終わる2019年3月20日を待たず、松葉ガニ漁ができなくなるおそれが出てきた。

漁協では、より厳しい規制を設けることも検討している。

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