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富田林署で勾留されていた無職樋田淳也容疑者(30)が面会室から逃走した事件で、
アクリル板で仕切られた容疑者側の面会室の天井に、強い力を加えたようなへこみが複数あったことが、
捜査関係者への取材でわかった。府警は、樋田容疑者が当初は天井裏から逃走しようとしたとみて、状況を調べている。

樋田容疑者は12日午後7時30分〜午後8時頃、面会室で弁護士と接見。その後、面会室で1人になり、
アクリル板を蹴破って逃走したとみられている。

捜査関係者によると、天井のへこみは容疑者側の面会室に少なくとも2か所見つかった。
殴りつけたり、手で強く押したりしたような跡で、逃走前には確認されていなかったという。

面会室には、容疑者側、弁護士側の双方に机といすがある。府警は、樋田容疑者が机などに乗って天井を壊そうとしたが、
失敗したため、アクリル板に狙いを変えたとみている。