2018年6月12日 17時24分大相撲
日本相撲協会の重要事項を決議する評議員会の新しい議長に、元NHK会長の海老沢勝二氏が就任し「大相撲界の発展普及に努力していきたい」と抱負を述べました。
日本相撲協会の評議員会は12日午後、東京・両国の国技館で会合を開き、ことし3月に選任された7人の評議員による互選で、新しい議長に元NHK会長の海老沢勝二氏を選びました。

海老沢氏は84歳。相撲協会では、これまで横綱審議委員会の委員長や外部理事などを経て、おととしから評議員を務めています。

日本相撲協会の評議員会は現在、外部の有識者を含め合わせて7人で構成され、元文部科学副大臣の池坊保子氏が議長を務めていたことし1月には、
元横綱・日馬富士の傷害事件をめぐる一連の対応で、当時、理事を務めていた貴乃花親方の解任を決議するなど、理事の選任・解任といった協会の重要事項を決議する権限を持つ機関です。

新しい議長に就任した海老沢氏は「大相撲界の発展普及に努力していきたい」と抱負を述べたうえで、不祥事が続いたことについては、
「協会のガバナンスや運営をさらに透明化し、公益財団法人として信頼の回復に向け協会員全員で、一丸となって取り組んでもらいたい」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180612/k10011474891000.html