青梅市
都の補助金使い「梅の公園」整備方針 /東京

毎日新聞2018年5月31日 地方版

 青梅市は都の補助金を活用して、市内にある観梅の名所「梅の公園」の整備促進を図る方針を固めた。
ウイルス感染で1700本以上あったすべての木の伐採を余儀なくされた梅の再植樹に加え、
公園内の園路の舗装改修などを行うことで、観梅シーズンの来園者の回復に弾みをつける狙いだ。

 市が活用を検討しているのは、都の多摩・島しょ地域観光施設整備等補助金。
7月までに3500万円を申請する方針だ。認められると、園路の舗装改修費の一部について、
都の補助金で2分の1以内を賄えるという。

 小池百合子知事は17日の同市視察で、市の梅の里再生事業を支援する考えを示している。
市は申請が認められ次第、今秋にも改修に着手したい考えだ。

 市は2016年から梅の再植樹に取り組んでおり、今春の来園者は3万人弱に回復した。
市は都や国と連携してウイルス感染防除に努め、再植樹エリアのさらなる拡大を目指す考えだ。【熊谷泰】

https://mainichi.jp/articles/20180531/ddl/k13/010/010000c